ベビーカー論議


水金地火木土天海冥」太陽系の惑星の配置を覚える際に使った符丁というか、覚え方のひとつだった。この配列から行くと確かに火星は地球の隣だ。このお隣さんが約2年2ヶ月周期で地球に接近しているそうだ。昨夜はその最接近日だそうだ。


最接近と云ってもその距離実に9239万キロと気の遠くなるような数字だ。そんな遠くにある惑星、写真をもう少し拡大してみるとぼぉ〜と赤みがかった色をしている。火星人ってほんとにいるだろうか? 最近ダイオウイカが捕獲されるたびに火星人のことが思い出される。日本が打ち上げた火星探査機衛星はどうなってしまっただろうか?


夜桜見物も叶わぬ時節にときは移ろい、寒くもなし、暑くもなしの春の宵、たまには静かに星を見上げ気宇壮大な物思いにふけるのもまたよろし。



昨近ベビーカーと公共交通機関をめぐる擁護論と迷惑論がマスコミで渡り合っている。そうした中で国交省が、電車やバスの中では折りたたまなくていいという共通ルールを決めたことが新聞に出ていた。


ベビーカーは場所をふさぐことは事実であるし、マナーに欠ける親がいるのも事実だろう。そんなことを云っていたら何事も始まらない。お役所がそんなお節介をやくのもおもしろくない。



子育てに手間がかかる時期に何の手助けもしなかったことに対する自戒の念を含め、ベビーカー論議にはこんなことを思う。「子育て」という大仕事に社会はもっと敬意を払うべきだ。「社会で育てる」という観点から交通事業者はお役所の裁定など出る前に率先してベビーカーを折りたたみ不要を打ち出して然るべきだ。