季節の花めぐり

初夏の陽気だった土曜日、豊田・藤岡の緑化センターで開かれた「季節の花めぐり」に今年初めて参加した。8月を除いて毎月1回ないし2回開かれている。ボランティアの仕事や麻雀のメンバーに追い掛け回されその上クマさんの日記にも追い掛け回されるきょうこの頃だ。ときには立ち止まり若葉の梢を眺めるもよしと出かけた。ここまで来ると、澄んだ美味しい空気の中を陽光がきらきらと降ってくる感じだ。

         ● シャガ


ウォーキング中に土手や農家の庭先で見かけるこの花、なんとも平凡な花に写るが林間にこれだけ群生していると見事だ。日陰を好む花で、こうした林間が種の保存に最適地だろう。


アヤメ科の仲間だそうだ。そういえば、アヤメに似た花だ。名前の由来をネットのウィキペディアで調べたが、特にその記述はなかった。「著莪」と書く中国産の帰化植物だということはわかった。

         ● ハルリンドウ


この日の「季節の花めぐり」のテーマは「開いて閉じるハルリンドウ」だった。人為的に造られた緑化センターの中で、数少ない自生のものらしい。やや湿った山野に咲き朝、日光を受けると開花し、夕方に閉じる。ふつうのリンドウは秋に咲くが、この花は春に咲く。枯草ばかりの南向きの斜面できれいな青紫色が人目をひく。



         ● ユズリハ

ユズリハの名は、春に枝先に若葉が出たあと、前年の葉がそれに譲るように落葉することからその様子を、親が子を育てて家が代々続いていくように見立てて縁起物とされ、正月の飾りや庭木に使われる。


今緑化センターではユズリハの若葉が出て世代交代の真っ盛りだ。