ゴールデンウィーク


今年もゴールデンウィークがめぐってきた。きょうは平日にもかかわらず通りが静かだ。トヨタが休みだからだ。あすの4月29日の昔の天皇誕生日、今は何と云ったけ?「昭和の日」だったか、「みどりの日」だったか?サンデー毎日族になったらとんと関心がなくなった。それでも、孫がやってきたりするからこの大型連休には心が浮き立つ。


土曜日の朝のラジオ。NHK出身で現在フリーのアナウンサーが云っていた。NHKではゴールデンウィークを用いない。なぜかと云うと、休めない人から「何がゴールデンウィークだ」という抗議が来る。外来語・片仮名語を避けたい。1週間よりも長くなることが多く、「ウィーク」はおかしい。ということらしい。さすが、「みなさまのNHK」。みなさまに気を遣っている。周りに気を遣わないのは会長だけのようだ。



ゴールデンウィークを直訳して黄金週間と表現することもある。「黄金」といえば英語を覚えたての中学生の頃フランクシナトラ主演の映画「黄金の腕」の看板に「The Man with the Golden Arm」と書いてあるのが読めて、教科書でなく本物の生きた英語が読めた気がして、その時の嬉しさがいまだに忘れられない。


大学生になってジャズに関心を持つようになり知ったのがその「黄金の腕」の主題曲だ。映画そのものは見ていないがその曲の紹介であらすじなども見聞きした。麻薬を扱った映画だ。



「風が吹けばおけ屋が儲かる」式の話の展開になったが、ここでやっと冒頭の写真のアツミケシにたどりついた。この花、ウォーキングコースの荒れ地に今頃から真夏にかけて群生する。群生地は送電線の鉄塔工事で整地されてしまったから今年はもう見られないと思っていたら、500〜600mも離れた荒れ地で点々と咲き出している。


麻薬の原料のケシの一種アツミゲシだ。渥美半島で最初に発見されたことによるネーミングらしい。数年前、通報したら保健所から来て刈り取っていった。同じケシの仲間でも麻薬とは関係のないヒナゲシ(ポピー)にそっくりだ。だが、感じは全く違う。♪ 赤く咲くのはケシの花 / 白く咲くのは百合の花・・・・・ 「圭子の夢は夜ひらく」の一節だが、この歌と同様どう見ても暗い感じがする花だ。