葉書


沖縄地方では「重大な危険が差し迫る」として最大級の警戒が呼びかけられているというのに、この地では炎天下で市内北部地区のグラウンドゴルフの大会。130人余りが打ち興じた。「狭い日本」と云いながらも、改めて南北の長さを思い知らされた。


きのう7日は七夕だった。パソコンで「たなばた」と打てば黙っていても「七夕」と打ち出されてくる。物心がついて70年このかた、「たなばた」とは「七夕」と書くことが当たり前のことで、何ら疑問を持つこともなく歳月が流れた。「ウソも百回云ったらホントになる」と云われる。「七夕」もその論と同じでどう考えても「たなばた」とは読めない字でも長い歳月の間に、誰も疑問を持つことなく当たり前になってしまう。そういうことがあるものだと思い知らされた。




「シニア人生を楽しむ」ブログのメイちゃんパパさんが、写真立てに机の引き出しなどで眠っている絵ハガキ写真を入れて、週替わりに取り替えるアイディアをきょうのブログで提案されていた。そこで思い出したのが、土曜日の「季節の花めぐり」でタラヨウの葉っぱに字を書いて持ち帰り、机の引き出しにしまっておいたことだ。


取り出してみてびっくり。文字通り葉書だ。前述の「七夕」と同様何の疑問も持たず郵便葉書や絵葉書と云ってきたが、ひょっとすると、「郵便はがき」のルーツはこれではないだろうか?「季節の花めぐり」の際、先生からの説明は古代インドで字を書くために使われたタラヨウの葉という説明だけだった。



ネット検索。「はがき」の語源は紙片などに書いた覚書き「端書(はしがき)」が由来とされている。郵便制度が導入された明治以降「はがき」とは郵便葉書をさすようになった。「はがき」の「は」が「葉」になった由来は別名「ハガキの木」と呼ばれ「郵便局の木」にも指定されてタラヨウに由来する。そうだ。


察するに、「はがき」の本来の語源は「はしがき」で郵便制度が出来た時に「はがき」の「は」をタラヨウの葉にこじつけたもののようだ。がってん。