昭和は遠くになりにけり


土曜はみぞれが降る中でのみよし・豊田親睦グラウンドゴルフ大会。300数十人のじじばば、ひとりもリタイヤーする者もなくあんな寒い中よくプレイしたものだ。名古屋では初雪だったとか。きのうの日曜は二十四節気の「大雪」。暦の上では、文字通り雪が激しく降り始める頃だ。南国四国でも大雪で孤立部落も出ているようだ。徳島の三好市も大雪とか。同じみよしのよしみで他所の市より何となく心配したくなる。


けさの5人のウォーキングメンバーも全員が完全に冬のいで立ちだ。毛糸の帽子にマスクにマフラー。せっかく武装したのに日が高くなるにつれて穏やかな小春日和になって拍子抜け。公民館の掃除当番。桜や楓の落葉もほゞ終わり、落ち葉掃きも随分と楽になった。おかげで辺りの立木に色は乏しくなってきた。日暮れは早く、サンデー毎日といえどもなんだか気忙しさが募る。大雪が過ぎ冬至が駆け足で向かってきている。



朝のウォーキングメンバー5人の中にひとりだけ平成生まれの子を持つ親がいる。その親子にとっては常識だろうが他の4人にとっては「えっ、ホント?」と呆気にとられるようなことがあった。今の学校視力検査は、ABCDで測定されているそうだ。はじめて知った。視力検査で「C]の上下左右の一部が切れている図を見せ、視力1.0が判別できるはA,視力0.7が判別できるはB,視力0.3が判別できるはC,視力0.3が判別できないはD.。平成の初めからこの方式が全国的に採用され、0.1刻みの数値で測定されなくなったと云う。



ウォーキングを終え、眼科の定期診断に行ったのでどういうわけで検査方法が変わったか先生に尋ねた。いわく。学校での視力検査は正しい視力を測定する事を目的としてない。近視の発見を目的としており、黒板を見るのに支障があるかどうかをみるための検査。正しい視力検査は眼科医に受診しなければわからない。先生クリニックのPRも怠りない。


小学校での視力検査方法が変わったからと云って別にどうっていうこともないが、視力を平成生まれの子はABCDで云い、それ以前の子は1.5と云う。それを思うとなんだか「昭和は遠くになりにけり」を実感する。そういえば、台風情報で昔は気圧をミリバールで表現していたがいつの頃からかヘクトパスカルに変わった。当初はアナウンサーも気象予報士も「ヘクトパスカル」というのが云いにくそうだったが、最近やっと板にについてきた感じがする。