子離れ 親離れ


春の陽気が続く。黄砂のおまけまでついている。 その内に寒の戻りもあるだろうが、気持ちはすっかり春の気分だ。ウォーキングの道すがら、丘陵の畑の土手の傍らでのこと。フキの花芽であるはずのフキノトウも知らぬ間に開花寸前の状態だ。



きのうの日記で境川の河原に遊ぶ鳥をシジュウカラと称してガキ仲間のブログに投稿したら早速反響。「みよしの人は騙せても多治見の者は騙されんぞ」と。ハクセキレイが正解とのこと。お詫び方々訂正まで。




土曜の朝のラジオ、健康に関する番組だ。教育評論家の尾木直樹氏をインタビューしていた。その中で、氏の近著「親子共依存」を紹介していた。お風呂も一緒、就活も一緒、仲良し親子が日本をダメにすると訴えていた。日曜の中日朝刊の広告欄にもこの本が出ていた。「発売後たちまち重版」とのふれこみだ。


先日のカミさん、稲沢にいる三女の家が新築して10年近くになるというのに垣根の木は伸び放題、庭には草が伸び放題になっているから剪定と草刈をしてやらないかんから一緒に行ってくれという。小生、そんなことは三女夫婦がやることだから任せておけばいい。ひと悶着あったが結局行かされ雨の中での庭仕事。



ことほどさように、長女は長女で先日ムコがスーツを新調するがどんなものがいいかとカミさんに聞いてくる。挙句に長女夫婦がスーツを買いに行くのにカミさんが同行している。そんなことは夫婦で相談して決めることと叱ってやった。


娘達は伴侶を得て家庭を築いているというのに親はいつまでも子供のつもり。娘達は何でも聞いてくれる実の親の方が言いやすいからいつまでも親を頼る。              


子育てをすべてカミさんに任せていた小生にも責任の一端はあると思うが、どうも我が家の母娘の関係は尾木ママの心配される親子の関係のモデルみたいだ。尾木ママのおマンマのネタを提供するだけで何ひとついいことはなしだ。


父親がふがいないからこうなったと云われると立つ瀬がないが、母子共にもう少し自立心のある人間であってほしい。(今からでも遅くない)いつまでたっても、子離れ、親離れができない。これが次の世代まで続かないようにしなければならない。