時間に追われない組織


各地にいつになく早めの桜の開花をもたらした暖かさも、日曜の夕方の雷鳴とともに駆け抜けた”春の疾風”がもたらしたものではないだろうか?きのう、きょうの”花冷え”。花冷えとはいえ、住宅街をウォーキングするとどこからともなく沈丁花やイトスイセンの甘い香りが漂って来て春の到来を感じるきのう、きょう。


「暑さ寒さも彼岸まで」と云われるように彼岸入りの18日頃から随分暖かくなった。土曜日の朝のラジオでこんなことを云っていた。「暑さ寒さも彼岸まで」というが春分の日秋分の日で平均気温の差が何度くらい違うか?       


約13度も違うらしい。東京で過去30年の平均値でのこと。春分の日の平均気温9度、秋分の日のそれは22度。寒さに慣れた春分の頃は15度くらいでも暖かく感じ、暑さに慣れた秋分の頃は20度くらいでも涼しいのだ。



午後、地域の老人クラブの新年度役員の初会合。平成18年から3年連続で役員をして、久方ぶりにお役が回って来た。リタイヤー直後の前回のお役目の時は、今から思うと、会社の論理が先行していたような気がする。目的に向けて最短距離を走ろうとしたり、数値にこだわっていたような気がする。挙句は「規律」や「結果責任」を求めてしまっていたのではないか。


我々は、会社と違って「時間に追われている組織」ではないのだ。効率とか数値目標とか結果責任などに追いまくられていたら、会社の延長ではないか。これでは、役員の引き受け手がいなくなる上に皆の息が詰まることだろう。こんな、反省を思い描きながら新しいメンバーと懇談した。