メンタルトレーニング


気持ちの良い青空が広がり、快適な午前中。予報通り午後からは曇り空で蒸し暑くなってきた。その快適な午前中にグラウンドゴルフ。ホームグランド桜公園にはしきりに季節はずれのぼたん雪が舞っている。見上げれば、幾本となくある10m近いポプラの木から舞い散っている。


ポプラは春に花を咲かせる。木が高すぎて咲いているのを見たことがない。花が終わるとすぐに綿毛付きの種を大量につける。この種が風にとばされて空を舞っているのだ。札幌の街ではポプラの綿毛が舞い、道路に雪のように積もるのが初夏の風物詩だと聞く。



5年前にサイパンに行ったとき、セスナ機でテニアン島に渡り4WDの車でジャングルの中を走った。5m以上もある綿の木が林立し実が鈴なりになっている。地面はまるでジャングルに雪が積もったような様相だ。そんな光景が思い出された。


きょうのグラウンドゴルフ。前半の2ゲームと後半の2ゲームのトータル4ゲームの打数で順位を競う。打数が少ない方が高順位になる。前半の2ゲームは生涯最小のスコアだった。後半の2ゲームは並以下のスコアで結局は入賞できなかった。メンタルが弱いことの反省しきり。


ドラゴンズ、きのうも2死から点を取られて負け。今月の2日と6日、9回2死からの逆転負けが2度もあった。これも投手のメンタルの問題だろう。



テニスの錦織の最近の活躍ぶりは技術面もさることながら、メンタルトレーニングが功を奏したとも云われている。ことほどさように、テニス、ゴルフを初めとして競技スポーツでは意志・意欲・決断力などの精神力の強化が常識となってきたようだ。


このようにメンタルトレーニングが常識になったということは世の中が平和で豊かになっている証拠と云えないだろうか。一時代前だとアフリカや中南米の選手や、東欧などの共産圏の国の選手が活躍するためのハングリーだとかお国の為だとかという「動機づけ」があった。そして強かった。みんなが豊かになったらメンタルトレーニングなんていう訓練が常識になってしまった。


競技施設・設備・用具の進歩とか体力トレーニングの方法の進歩により、好結果を生むのは体力勝負に加えて精神力勝負も入り込むようになったと云えるかもしれない。