日本で一番海から遠い地点


昨夜来の雨が朝まで残った。おかげでグラウンドゴルフは中止。うっとおしい梅雨空が一日中垂れ込め続けた。きのうの梅雨の晴れ間に家庭菜園で農作業。夏の旬の野菜ズッキーニが、その生長過程がひと目でわかるように育っている。
                                                  

上と下の写真の1.2.3の順番が成長過程だ。出荷する農家では2の段階で収穫するそうだ。きのう、ウチでは3だけを収穫した。ズッキーニはウリ科カボチャ属の野菜で、ウリあるいはジャガイモとカボチャを合せたような野菜だ。炒め物にサラダに使える。狭い家庭菜園では面積をとるのが難点だ。



きょうもまたラジオねた。きのうのNHK「マイあさラジオ」で、日本で一番海から遠い地点を知ってますか?とやっていた。北海道の大雪山の麓あたりだと思った。正解は長野県佐久市田口字榊山と云うところらしい。市街地から10km離れた山中にあるらしい。


そこから富士市田子の浦港まで、上越市直江津まで、小田原市国府津まで、糸魚川市梶屋敷までいづれも概ね115km離れているらしい。この地点に到達した旨を佐久市観光協会白田支部に報告すると「日本で一番海から遠い地点到達認定証」を発行してくれるそうだ。この地は一種の観光地として機能しており、トレッキング愛好者だけでなく一般の人も訪れているそうだ。



この地を地図で確認してみた。JR小海線山梨県小淵沢〜長野県小諸)の沿線なのだ。小海線八ヶ岳高原線ともいい、途中の野辺山駅は日本一標高の高い所にある駅なのだ。一昨年蓼科へ行ったとき、わざわざ野辺山駅まで写真を撮りに行ったのだ。その野辺山駅から直線で30数km北に日本で一番海から遠い地点があることがわかった。


日本一標高の高い駅も、海から遠い地点も過疎化に悩む地方が、そのハンディキャップを逆手にとってプラスにさせようとする知恵なのだろう。地方創生の息吹の一端を垣間見る思いだ。