違和感覚える翁長知事のスピーチ


2日続きの梅雨の中休み。しかも連日真夏日というおまけつきだ。今週の月曜22日が二十四節気の「夏至」だった。この夏至から数えて11日目を雑節で「半夏生」という。雑節というのは、二十四節気だけでは表し切れない季節の移ろいを表現する補充的なもの。「入梅」や梅雨明けの目安となる「半夏生」、「八十八夜」などがこの雑節にあたるという。


その半夏生の頃に地味な花を咲かせ、花穂のそばの葉っぱが白く化粧したようになるハンゲショウが群生している湿地が豊田の県緑化センターの中にある。きょうは緑化センターでの「季節の花めぐり」の日。巾2〜3m長さ50m以上はある湿地一面に今が盛りと群生している。(去年は7月5日にこの講座があり、その時の化粧の状態とほとんど変わりがない)



暦の上から行けば夏至から11日目は7月の3日だから、今年は相当急いで化粧をしたようだ。「半化粧」説もまんざらデタラメでもなさそうだ。というのは、ハンゲショウの名前の由来は半夏生の頃に咲く説と暦の「半夏生」の頃に葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」と引っかけたとする説とがあるとの先生の説明。


葉が白くなる理由を先生はこんな風に説明していた。雨の多い季節に咲く花は虫の訪問を受ける機会が少ない。そこで、葉を花のように白く見せて虫にPRをしている。普通その役割をするのは花びらなのだがハンゲショウは葉を看板にした変わり者だ。白く化粧をしている間は光合成はしない。化粧の期間が終わると葉は元通り緑になる。



きのうの沖縄全戦没者追悼式での翁長知事の平和宣言をテレビのニュースでやっていた。平和宣言の多くを普天間飛行場辺野古移設反対に充てた。拍手がわき、安倍総理の挨拶には罵声が飛んだそうだが、沖縄戦の犠牲者を追悼する場には違和感を覚えた。
                                        

菅さんが総理の時代、広島での平和祈念式典で「原発に依存しない社会をめざす」と云ったこととダブッて見えてくる。翁長さんや菅さんの発言に違和感を覚える自分が異端者かなと思っていたところ、けさ緑化センターに行く車中で聞いたラジオ、つぼいのりおの番組だった。


リスナーからの便りを読み上げていた。立場上のバランスもあるだろうが、翁長さんに対して批判的な便りもけっこう取り上げていた。自分と同じ考えの人がいると思うとほっとする。