「寛容」に惹かれてオランダ詣で


先週末は連日不安定な天候が続いた。金曜のまとまった雨、土曜の鉛色の雲が垂れ込める日、日曜は晴れたものの季節外れの西風の強い日だった。週明けの月曜、予報では晴れなのに朝の段階でははずれのようだ。ジャンプロさん率いるご近所登山隊で蒲郡の近くの五井山へハイキング、夜はカミさんの兄弟夫婦と猿投温泉で夕食会。日記は朝のうちに”まえがき”とした。


きょうの日記を飾る写真は日記の内容とは全く関係のないアーティチョークという花。豊田の県緑化センターのハーブ園で栽培されていたもの。キク科チョウセンアザミ属の多年草。和名はチョウセンアザミ。背丈は1.5〜2mある。花径は20cmほど。若いつぼみを食用とするそうだ。ユニークな花なので登場させた。





オランダの国民の何事にも「寛容」。この国民性に特に印象づけられた。
● マリファナ合法、同性婚合法、売春合法
これらを全面禁止にすると地下にもぐり、却って社会が混乱すると云う発想らしい。麻薬でいえば、ソフトなマリファナに対して寛容な分、ハードドラッグには厳しい。売春を国の管理下で合法化したことで、性感染症の感染率が低下、従事する女性たちの保護の充実が実現してこの制度を評価する声が高いという。


● 幕府の布教活動禁止に応じたオランダ
鎖国時代、西洋で唯一国交があった国オランダ。キリスト教の布教活動禁止という幕府の条件に欧州諸国で唯一寛容に応じた。その寛容さで海外からの移民を多く受け入れ、人口の約20%が移民だそうだ。




上は一昨年の6月20日生涯学習講座オランダで愛知教育大の先生から聞いたオランダの風土や国民性についてのメモだ。生涯学習講座の美術館めぐりでは、かつてはゴッホフェルメールレンブラントなどオランダの生んだ有名な画家の絵なども鑑賞した。


学校で学んだオランダの知識に最近になって見聞した知識やテレビの旅番組が”肥やし”になってオランダに行ってみたい気持ちが大きく育った。一昨年から「これが生涯最後の欧州」と云いつつ、「これが最後を」どんどん先送りしてきた。自己弁護すれば”良性の先送り”だ。かくして9月に麻雀仲間のご近所さんと行くことになった”寛容に惹かれてオランダ詣で”。