両陛下が鑑賞した。


早朝のウォーキングの時間には雲が広がっていたが、日中には青空が広がり相も変わらずの猛暑日。丘陵地の畑に大輪のモミジアオイが咲いていた。訪れたのが早朝で生憎の曇り空。本来なら緋色の花が夏の青空に映えるはずなのに残念なことだ。


モミジアオイは、ハイビスカスに似た一夜限りのとても美しい赤い花だ。樹高2mくらい。花の大きさは15cmはある。 葉の形がモミジに似ていることからモミジアオイと名付けられたそうだ。そのモミジアオイの周りの草むらでは「名もなく貧しく美しく」キキョウのような紫色の名前を知らない花が咲いている。



きのうの中日新聞の夕刊。両陛下「ノリタケの森」視察の見出しの囲み記事だ。両陛下は28日午前、「ノリタケの森」を視察された。の書き出しで約10行続く。最後の部分だ。ミュージアムで「オールドノリタケ」と呼ばれる明治大正期の製品なども鑑賞した。両陛下は午後、帰京のため東海道新幹線で名古屋を出発した。


この記事を読んで違和感を覚えた。どこかといえば最後の部分で「製品を鑑賞した」「名古屋を出発した」と表現したことだ。主語は両陛下だ。「鑑賞された」「出発された」とすべきでないか?                


まさか、そんなことはないだろうが、新聞社特有の用字用語の使い方があって、書き出しで「視察された」と敬意を表しておけば後の文は敬意を省略してもよいことになっているならば、やむを得ないが・・・。それにしても、違和感を覚える。


お江戸では朝日、毎日より左寄りの東京(中日)と云われているこの新聞のことだ。皇室との接し方もこんな冷ややかになるのかとつい色眼鏡で見てしまう。