1週間のブランク


台風18号に追い立てられるように日本を離れ、帰国したらウォーキングコースの道すがらの景色も一変。季節の移ろいを感じさせるものがあった。路傍にいっせいに彼岸花が咲き出した。白も赤もとり混ぜて咲いている。気がつけばあさって20日は彼岸の入りだ。毎年ながら彼岸を告げてくれる律儀な花だ。


大きな葉に隠されて、普段はあまり目立たないクズの花が今年はなぜか露出度が突出している。こんなに目立っているクズの花を見るのは初めてのことだ。



今回のツアーはベルギーのアントワープブリュッセルブリュージュで各1泊、オランダのアムステルダムで2泊の5泊7日の行程。同行者34名。セントレア発のコース設定がないので関西空港まで自家用車で乗り付けての参加だった。通りすがりの旅行者として見たこと、感じたことを色々な切り口で追々綴って行こう。


欧州旅行と火山の噴火、何も関係ないことだが、不思議とクマさんが欧州旅行すると火山が爆発する。4年前の4月の中欧旅行はアイスランドの火山の大噴火があって、欧州の主要空港が一時閉鎖された。出発日の前日の夜10時頃になって、やっと出発が決まると云ったようなハプニングがあった。


昨年の欧州鉄道旅行の際は、御嶽山の噴火。今年は阿蘇山の噴火。いずれも帰国して初めて知った。何の因果かこの現象? 世界に、とりわけ日本に活火山が多すぎるということだろう。




留守していた1週間、季節の移ろいは顕著だった。国会での安保関連法案審議の進行は1週間のブランクがあっても、何ら目新しい事態の変化が見られなかった。それでも、宿題の提出期限の大詰めだけはやってきた。政府と野党の応酬も合憲・違憲の水掛け論や各論部分のアラ探しに終始した印象をぬぐい去れない。


安全保障の本質論の応酬や合意形成に向けた努力はまず見られなかった。議論よりも抵抗戦術のパフォーマンスが強調されていては有権者に対してだけでなく、国際社会への恥さらしだ。無駄な抵抗戦術より議席数を増やすことを考えるべきではないか。