近頃のコンビニ


先週の金曜以来4日ぶりの青空だ。早朝の遊歩道、濡れ落ち葉で黄色く染まっている。深まり行く秋ならでの風情だ。


7日土曜のラジオ深夜便は誕生日の花がシラタマホシクサと伝えていた。暦の上では翌8日が「立冬」であるだけに、こんな東海地方だけでしかお目にかかれないローカルな花でも秋の花在庫一掃で全国区デビューがさせてもらえたのだろう。せっかくの機会だからクマさんの日記では今シーズン再登場させた。


カミさんがご近所さんの仲間とハイキングに行くといっておにぎりを作っていた。コンビニで弁当を買って行けばいいのにと言ったら、コンビニなんか一度も入ったことがないから入りづらいとのこと。理由は若者のたむろする場所、安売りをやってないというあたりらしい。


単身赴任生活を経験するとコンビニやファストフード店の有難さが身に染み付いている。このカルチャーギャップは死ぬまで埋まらないだろう。このシラタマホシクサのように他所の世界を知らないと云うか、ガラパゴス化したおばさんとあと何年付き合って行かねばならないだろうか。


この広い世の中、ガラ系おばさんもいるかもしれないが、コンビニの進化は凄まじい。8月中間決算でコンビニ上位3社が過去最高の営業利益を出す一方で総合スーパーが沈み、収益力の低い総合スーパーは閉店や業態転換を迫られていると云う。




先日待ち合わせの時間調整でコンビニカフェに入った。手ごろな値段でドーナッツなどもあり、われわれの世代にとっては、注文の仕方がわからないスタバなどより馴染みやすい。コンビニも「よろづや」で育ったガラ系ジジババをターゲットにし始めた感だ。


それほど、高齢化社会が進んだということだろう。また、地域の防犯灯代わりとか110番連絡所といったソフトなインフラとしての機能も備えた文字通り便利な店舗として地域には欠かせないものとなってきている。それにしても、われらの地域のコンビニの代名詞のようなサークルKがファミマに変わりそうだ。東海銀行に引き続きサークルKよお前もか。せめて、松坂屋のように名前だけは存続してほしいものだ。