鉄道の「定時運行」お国柄


穏やかな秋晴れだ。ウォーキングの道すがらの畑で色とりどりの菊がまばゆい。「百花繚乱」ならぬ「菊花繚乱」。クマさんの造語だ。


朝のラジオ「きょうは何の日」のコーナーできょう11月11日は第1次世界大戦停戦記念日だとか、「いい日、いい日」のごろ合わせで「介護の日」だとか乾電池の+−を「十一」見立てた「乾電池の日」だとか、たくさんの記念日を並べたてていたが覚えきれないほどだった。ネットで調べたら実に28もあった。11月11日は記念日の特異日のようだ。



中日夕刊連載読み物「テツ道のすゝめ」の筆者が欧州鉄道旅行の魅力は国際列車に乗ること、それも3ヶ国以上にまたがる列車で国境通過を体験する事を薦める。と色々旅情を誘うような体験記を書いていた。


、その筆者と同じ区間ウィーン、プラハ、ベルリン間を昨年の欧州鉄道旅行で乗車して、列車の遅れにともなうトラブルで往生した。たまたま、この時だけでなく4年前には同じ路線のオーストリア国内部分だけを乗車し、同様なトラブルがあった。11月6日の日記「欧州の国際列車」でクマさんは、筆者さん、国際列車そんな甘いもんじゃないですよ。とカキコした。



さすが、この筆者さんプロだ。クマさんのようなクレームがあることを予想してか、既に10月29日に「定時運行とは?」と題する記事を書いていたのだ。不覚にもこの日の連載を読み落としていた。きょう、新聞を片付けていて発見したのだ。


前置きが長くなったが、筆者は国が違えば「定時運行」の感覚がこんなにも違ことを説明していた。要約すれば以下のとおりだ。日本では秒単位の運行を誇っているので、1分の遅れでも遅延としてカウントする。



欧州では数分の遅れなど遅れとは思われていない。日本も欧州各国も定時運行率が90%以上と云っても、“ものさし”が違うから比較にならないのだ。彼の地の列車は2,3分の遅れは当たり前。長距離列車は接続待ちのため、辛抱強く到着列車を待つ。発車間際に駆け込んで来る人を迎え入れる。これは、社会のありようが違うとしか言いようがない。と。


日本人は綱渡りをしているような日常で神経を擦り減らしながら世界一の長寿国。欧州人さん、日本人はえらい奴じゃろ!。いやいや日本人さん、そんなセカセカしないで、もっとおおらかにゆったりと人生を楽しんだらどうでしょうね?