ありがとう


降るとも晴れるとも、どっちつかずのはっきりしない天気続きの週末からの3連休。3連休3日目のきょう23日は二十四節気の「小雪」。本来なら北国から雪の便りが届く頃だが、北海道では雪がなくてスキー場開きができないと困っているたよりだ。本格的な冬の訪れでなく、雪といってもさほど多くないことから、「小雪」というのだろう。



暦の上とはいえ「小雪」なんていう文字を見るから、冬がすぐ隣までやって来ていることを実感させられる。ウォーキング中に目に飛び込む景色は丸坊主になった柿畑と茶褐色の葉がまだ残ってひらひらと舞い落ちる柿畑がやたらに多い。イロハモミジもクチナシの実も最後の秋色を絞り出している風情だ。


季節は「暑くもなし、寒くもなし」から「そぞろ寒さ」に移り、そんな中行く秋を惜しみつつウォーキングを楽しんでいるきょうこのごろ。



毎年、11月22日の「いい夫婦の日」23日の「勤労感謝の日」が来るたびに何年か前にメルマガで読んだこの簡単な一文が思い出され毎年日記に書き綴っている。ここ3,4年カキコしなかったので、久しぶりの復活「ありがとう」だ。日常の生活の中で「ありがとう」この一語ほど「いい夫婦の日」「勤労感謝の日」にふさわしい言葉はないと思う。

       身近な人に
         「ありがとう」

       いつものことに
         「ありがとう」

       ありがとうは決して
       言い過ぎることのない言葉です。



ある進歩的文化人が何かに書いていた。勤労感謝の日は、戦前は「新嘗祭(にいなめさい)」といって、天皇が国民を代表して農作物の恵みに感謝する重要な儀式であった。戦後、占領軍からは当然排除命令が出たため表紙を変えて「勤労をたっとび生産を祝し国民たがいに感謝する日」として勤労感謝の日となった。天皇制時代の遺物といっても過言でない。これはやめて5月1日のメーデーを祝日にすべきだ。と。


夜のニュースで、「新嘗祭」をやっている靖国神社のトイレで時限式発火装置による爆発があったことを伝えていた。進歩的文化人氏も爆発仕掛け人氏も云いたいことはわかる。そんな思想的なことは抜きにして素直に「ありがとう」が言い合える社会にすることの方が先だと思うが・・・・。


※ 24日と25日は金沢小旅行のため日記はお休み