ちょっと一言


きのうの暑さはいったい何だった?あと一歩で夏日になるほどの陽気。それにひきかえ、けさはきのうの暑さが信じ難いほどの普通の冬の朝。乱高下する気温は1週間も前からお天気キャスターは読んでいた。それに引き替えなかなか読めないのが”相場”と”人生”。それが読めたら感動もない。退屈だろうなぁ。読めないからどちらもやめられない。


きのうの日曜、多治見で高校の同窓会の幹事会。初夏を思わせるような陽気に誘われて帰りは久しぶりに愛岐道路経由で定光寺に立ち寄った。尾張徳川家菩提寺は奥深い山里にひっそり閑としている。30分ほどいたが人っ子ひとりもいない。紅葉の時期もいいが、こういう時季のいかにも古刹といった風情も趣がある。


週が明けると、今週もまた先週のニュースに一言云いたくなる。大臣・副大臣や与党の議員は一強多弱の勢力関係のせいかタガが緩みきっているとしか言いようがない。相手は常に敵のエラーを誘うように仕掛けているのだ。緊張感がないとそれに引っかかってしまう。自分も労使交渉の場ではいつもそれを心掛けていた。



派閥が昔のような機能を果たさなくなって、促成栽培の議員を表舞台に出させるから例のイクメン議員やまともに地名が読めない大臣が出てしまう。石破さんが幹事長の時には1年生議員を集めて教育をしていたのをテレビで見た記憶がある。なさけない話だが、こういうことも必要だろう。そうでもしないと、週刊誌に国家が振り回されてしまう。


カネと女と、まさに「げす」の話題で、国政を担う人たちへの信頼と共感がじわじわと損なわれて行く。その先に何が待つか。実力で政権を狙う力のない野党にとってはこの辺の敵失が大きなチャンスなのだ。与野党を問わず、政治家は襟を正してほしい。野党でも週刊誌のスクープ写真で話題を呼んだ人がいるからなぁ。