雛祭りに思う


朝は厳しい冷たさ、日中は春本番を迎えたかのような陽気の桃の節句。ウチにもひとり雛が飾ってある。この雛人形を見るたびに思い出される夫婦のバトルだ。かつてクマさんの日記にもカキコしたことがあると思う。

       

何年か前の3月4日の朝のこと。「いつまで、お雛様を飾っとくんだ。早く片つけんか!」カミさん、いわく「祭りがすんで、早く人形を片つけないと結婚が遅れるというけれど、うちは3人とも片ついたでしょ。私まで片つくと、おとうさん困るでしょ? おとうさんのため思って祭りがすんでも片つけないようにしてるのよ」



今では、年頃のお嬢さんに「お嫁に行き遅れるぞ」なんて云ようものなら即セクハラのレッドカードだ。口は災いのもと。禁句だ。そういえば、もともと男の子成長を祝う日だった5月5日の端午の節句が祝日なのに、3月3日が祝日でないのはセクハラでないかと云い出す御姉さま方がいないのは不思議だ。白岡あさ先生(朝の連ドラ「あさが来た」のヒロイン)が健在ならどうなったやら?




国会中継をテレビで見て思った。野党の面々は我こそは正義の味方とばかりに居丈高に政府に迫っているが、その野党の連中の内輪でやっていることが実に見苦しい。民主党の議員の大半がいったん離党して再合流するなど、そんなことまでしなければ合流できないのか?


合流後の新党の名前をめぐって「民主」を残すかどうかでもめているようだ。名前の問題が最大の課題と云われているようだが、そんなことで揉めている場合か? 実に見苦しい。一強に対抗するための便宜的な合流かもしれないが、明確な理念を掲げてしっかりした政党を作らなけれならない時にそんな見苦しい事ばかりしていたら、ますます一強に利するだけだ。そんなこと、熊さん八っぁんだってわかっている。