日本男子 喝!


「春に3日の晴れなし」昔からの謂われどおり朝から厚い雲に覆われ、昼ごろからはしとしとと降り出した。こんな雨には紫陽花が似合うが、まだちょっと早い。いまなら、クレマチスが似合いだ。高貴な気品が漂うあの紫色が、雨に濡れて一段と冴えている。


「つる性植物の女王」と呼ばれているクレマチス。残念ながら、日ごとに花の数が増えてきたバラの咲くフェンスとは離れた位置のフェンスに咲いている。もっと工夫をすれば、バラのパートナーとしてフェンスで空間を立体的に演出する花としての価値がもっと高まると思うがなぁ。



「怖くない五月人形、低いこいのぼり・・・変わるこどもの日」きのうのこどもの日、朝日新聞デジタル版にそんな見出しの記事があった。その要約。



端午の節句、昔は鎧・兜をまとって怖い顔をした武者人形が五月人形の定番であり屋根より高く泳ぐ鯉のぼりが定番だった。世の中の移り変わりとともに五月人形の「かわいい化」と「屋根より低い」鯉のぼりが空をおよぐようになった。その理由は。


五月人形のモデルが勇ましい武者から目のくりっとした可愛い表情の15歳くらいの少年になり、5年位前からは3歳くらいの更にかわいい表情の小さい子どもに変わって来ている。母親や子どもが夜に見ると怖がったり、サイズが大きいと収納場所に困るからなどの理由から。



鯉のぼりのピークは70年代の前半。ポールの高さが8m以上の大型が多かった。今では3〜5mが主流。マンションが増え広い庭の家が減ったのが原因。近年では室内用こい飾り、ポールが1m以内の人形型鯉のぼりなど多様化している。理由はベランダにものを飾ってはいけないタワーマンションが増えたり、飾ることで子どもがいることを他人に知られたくないという、防犯上の理由もあるそうだ。》


こいのぼりが変化していくのは住宅事情によるものが大きいから理解できるが、五月人形の方は合点が行かない。男の子が鎧・兜で身を守り、無事に成長して強く、立派に育つようにと願いを込めたものだ。それを、ペットとでも思い違いしてないか?可愛い顔の人形にするなんてことはナンセンスだ。


これでは、草食系男子がますます増えるのではないだろうか?いや、父親が草食系男子だからこういう現象が起きているかもしれない。鶏が先か卵が先か?どちらでもいいが、日本男子 喝!