働き方改革に思う


人騒がせな週末の雪だった。金曜の夕方の西の空。「風雪流れ旅」の背景にもってこいの雲行きだ。この先、どんな逆境や試練が待っているか・・・そんなことを思い起こさせた。夕方には翌土曜の新春グラウンドゴルフ大会中止の知らせだ。



一夜明けたら真綿の雪でメルヘンチックな風景だ。何だか肩すかしを食らわされた感じだ。ところが、今シーズン最強寒波はそれで終わりとは行かない。しぶとい。翌日曜の朝は2.3cmは積もった。青空が顔を出した午後からのウォーキングの道すがら、あちこちで雪だるまだ。それで、終わったかと思いきや、週明け月曜朝も積雪。道路は大渋滞だ。


人騒がせの寒波の中、きのうの日曜。ご近所さん長老91歳の葬儀。今年に入って半月の間に2度の葬儀参列だ。現役時代、仕事の上でそういうことはあったかもしれないが、プライベートでは初めてのことだ。おまけに、年末には元同僚ふたりの訃報。こりゃ、今年は相当しっかりとふんどしを締め直してかからなければなるまい。



違法残業で厚労省が年末に電通書類送検し、社長が辞任したのに引き続き、先週は研究者が違法残業を強いられたことにより、三菱電機書類送検された。けさの新聞によると、課長職が過労自殺した問題で関西電力の社長が労働基準監督署に出頭させられ指導を受けたという。


腹の中では後ろめたさがありながらも「残業手当がなくても名誉があるじゃないか」と片付けてきた、いわゆる「名ばかり管理職」の分野まで厚労省は踏み込んできたか。厚労省本気だな。の思いだ。自分の今の立場からいえば、よくやってくれた。だ。


年末の電通社長の辞任に関するカキコの際述べたが、「仕事の成果」と「時間」の関係が密接の工場労働者も「時間」で「成果」が測れない事務職、研究職も組織の管理監督の立場の管理職も同じ労働基準法という物差しで測るところに矛盾があると思う。


現行の労働基準法の枠内で「働き方改革」を進めても企業側にとって壁は厚いだろう。一丁目一番地は労働基準法を含めた労働法全般の見直しだと思う。