心配になる娘の行状


待ち望んでいた初夏の日差しがやっと訪れた。お昼前から夕暮時までウッドデッキにパラソルを立ててバーベキューパーティー。おかげで、夜風呂に入ると首筋が日焼けでヒリヒリ痛むほどの日照りだった。ふたりの孫の子どもの日のお祝いと、長女夫妻の結婚20周年記念を兼ねたファミリー10人のパーティーだった。


朝食後、カミさんとふたりでパーティの準備をしていると、20歳前後のミニスカートのお嬢さんが徒歩でやってきてO学園へ行く道を教えてくれと迷い込んできた。O学園までは歩いたら30分はかかる。何かワケありの様子なのでカミさんも同乗して車で送ってやった。



彼女、韓国からO学園へ留学中で日本語も達者。昨夜、友達の家に泊まり学校の近くのアパートへ帰るところとのこと。彼女はこれだけのことは話をした。どうも腑に落ちない点があるがそれ以上詮索はしなかった。ただ、国にいる両親にあんまり心配かけないよう、しっかり勉強しなさいよと言ってやった。


車から降りる時にはきちんと礼を云い、車が見えなくなるまで見送っていた。カミさんと案外しっかりしている。信用してやろうということになった。 三人の娘を育て、きょうパーティー来た孫娘が14歳にもなると、娘の行状が他人とはいえ心配になる。


    や