ちょっと、セコイ 朝日さん


師走の声とともに師走らしい天気がやって来た。青空に早い動きの雲、冷たい北風。冬型の天気だ。しかし、ウォーキング沿道の林の木々は師走の声とともに、鮮やかな紅葉、黄葉がはじまった。ウォーキングメンバーの中からこんな冗談も「あと50年もすると、クリスマスツリーはモミの木でなく、カエデやイチョウになっているかもしれないね」と。


今週も色々な出来事があった。もっとも一喜一憂したのは安倍さんではないだろうか。日馬富士暴行事件の発覚で、メディアは一斉にそちらに走った。おかげで、衆参の予算委員会はテレビ中継はされたものの、モリ・カケ問題の注目度は落ちて安堵したところに火星15号の発射。益々、影が薄くなったものの、またまた武器を買わされるのではの心配が頭をよぎったことだろう。



新聞の社説はまったく読まないが、各紙の名物コラム、中日の「中日春秋」、日経の「春秋」、朝日の「天声人語」、産経の「産経抄」はほとんど毎日読む。定期購読の中日以外はデジタル版の無料購読会員に登録して読んでいる。社説のようにカタイことなく、エッセー風でクマさんの日記のネタになることがあるので読んでいる。


特に、朝日の天声人語は大学入試に出題されることが、しばしばあったので受験生時代から愛読したものだ。各紙の無料購読会員制度に最近異変が起きている。一番酷いのが朝日だ。天声人語も含めて殆ど全部の記事は、出だしから10〜20行読むと、「この先は有料会員のみ。会員登録はこちら」となる。



子どものころ、街の中の広場で大道芸人の小屋で口から火を吹く芸や、へびを口から入れて鼻から出す(逆だったたかもしれない)芸を外の見物客にチラッとだけ見せて、この先を見たかったら中へどうぞ、お代は〇〇円。こういうのがあった。朝日のやり方はこれと同じだ。


日経も会員限定記事ある。無料会員は月10本までなら無料で読める。「春秋」欄は会員限定記事になっていないのでフリーパスだ。産経は全記事フリーパスだ。それにしても、社会正義を貫き、政権批判が正義の証し。とし、日本を代表する高級紙として誉高き、朝日新聞のやることが、余りにもセコすぎる。