何と長い、日本の海岸線


朝から冷たい雨。そんな冷たい雨をまるで氷かのようにたとえたのだろう。「氷雨」がぴったりの雨だ。きょう12月8日の誕生日の花はチャとラジオ深夜便。写真は2年前豊田・藤岡の緑化センターで撮ったものだ。「季節の花めぐり」の受講者のかなりの数の人がお茶の木に花が咲くの?といった印象だった。


葉ばかりが注目を浴びているが、山茶花に似た白い花が下向きにちゃんと咲いている。ツバキやサザンカと同じツバキ科。花期は10月初めから12月初め。チャは、中国語の「茶」を音読みしたもの。



山茶花と並んで冬の庭を彩るノースポールが一輪だけ咲いた。氷雨山茶花にノースポール、いよいよ本格的な冬本番だ。


先週に引き続き今週も北朝鮮から冬の日本海を渡って漂着する船のニュースが絶えなかった。その中で、5日の産経デジタル版の記事には「目からウロコ」だった。日本の海岸線は異常なほどまでに長いということだ。
                                


日本の海岸線は、国土面積が日本の25倍近くもある米国の海岸線の1.5倍。26倍近くもある中国のの2倍以上に達しているそうだ。へぇ〜。普段はほとんど関心を持たない事実に、いやでも向き合わざるを得ない出来事が続いているのだ。


ド素人の荒唐無稽な話かもしれないが、この際漂着した連中は保護して北朝鮮にいる日本人拉致被害者と交換するくらいのことができないものだろうか。6者協議はまったく進展なし。核開発やミサイルが独り歩きして拉致問題はいつまで経っても置いてきぼりだ。


日本も鎖国時代は、島国にとじこっていたら安心。長い海岸線が防護壁の役目だった。長い年月の間に内向きの精神構造になってしまったのではないだろうか。科学技術の進んだ今では長い海岸線は防護壁どころか検問所のない国境線と化した感だ。そんなことに気づくのが遅すぎた。戦後すぐ、気づいていたら拉致被害者なんかいなかったかもしれない。