庭のバードウォッチング


雲が広がったものの、日中は風も日差しも穏やかな過ごしやすい日になった。きのうは昼間のハックションのシグナルで夜には発熱。入院した時の先生のお説「風邪には特効薬はない。暖かくして寝るに限る」を実行。12時間寝たらすっきりした。それでも、大事をとって麻雀仲間とのランチの約束はキャンセル。



きのう耕した庭の花壇に集まってくる鳥たちのウォッチングを試みた。雀の団体は賑やかだ。ガラス戸越しに3m以上も離れた場所からカメラを構えるだけで、一斉に飛び立つ。どんな感知機能を持っているだろうか。不思議だ。観察していると、やはりボスはヒヨドリだ。留鳥もあるし、秋に国内の暖地に渡る種類もあるそうだ。畑でブロッコリーの葉を食べ尽くされることもあり、われわれからすれば厄介者だ。




上の写真は2013年2月の寒風が吹きあられる寒い日に同じ場所で撮ったものだ。わが家からせしめるエサがいいからこんなにも太ったのか?ネットで調べたら、鳥は寒さ対策で羽を膨らませて体温が逃げるのを防いでいるそうだ。このヒヨドリは首をうずめるようにして、ふくらんだ羽の中に引っ込ませている。そういうことらしい。



3月の初めの二十四節気啓蟄」。地中から虫たちが這いあがってくる頃になると、庭にやってくる鳥も増える。今年は寒波で野山のエサが少ないからだろうか、ムクドリがもうやってきた。かつては害虫を食べてくれる益鳥ということで、もてはやされていたそうだ。ところが、最近は社会問題になるほどの悪役になっている。

                 

集団を形成して生活をしているが、昔は河原の広葉樹や人家の竹やぶに集まっていて問題はなかった。そういった環境は開発で減少したため、都会の街路樹で集団生活するようになり、騒音と糞でしばしばテレビでも取り上げられている。写真は2013年3月のものだが、今年はまだ親子連れは一度も現れてない。










メジロでない方の左側の鳥の名前は知らない。10年ほど前我が家のリビングのガラス戸に直撃ダイブの自爆。庭に埋めてやった渡り鳥と同じ種類の鳥だと思う。


こちらは、ひなたぼっこしながら、ただぼぉ〜と眺めているだけだが、鳥たちは季節の移ろいの中で、ヒヨドリのようにギャングだの厄介者だといわれながらも野原や森で生を謳歌しているものもあれば、ムクドリのように環境破壊で生活の場を変わることを余儀なくされて厄介者呼ばわりされているものもいる。人間社会と変わりないのだ。