護憲派 改憲派


5月5日、暦の上では立夏。朝から青空。きのう日記にも書いたように立夏を境に視覚的季節感から「風薫る」嗅覚的季節感が実感できるような穏やかな初夏の日となった。四つ池小公園の木道沿いに紫や黄のアヤメがいつのまにか咲き乱れる季節になった。                                           


舟ヶ峪池の睡蓮もちらほら咲き出した。読んで字の如く「眠る蓮」。日が高くならないと起きない。昼ごろに行かないとどの程度咲き出したかわからない。すり鉢状のこの池、釣り糸を垂れることができるスペースは、わずか20mほど。連休中とあって子ども連れの釣り人が所狭しと並んでいる。こんな光景、越して来て23年初めて見る。


来週の水曜に愛知医大病院で、垂れ下がって視野を妨げているまぶたを引っ張り上げる手術を受けるために2日間入院し、術後幾日ほどパソコンに向かうことができないかわからない。そんなわけで今週は土日返上でカキコすることにした。



3日の憲法記念日を機に今年も護憲派改憲派の集会が開かれた。日本人であるならどちらの派も平和を願い、好きこんで戦争をしたいと思うような人はいないと思う。それを、護憲派の人は改憲派がまるで戦争をやりたがっている集団のように吹聴する。一部メディアもそれを擁護する。そんなことが何年も前から気にかかっていた。


近年それがますます増長しているような気がする。きのうの産経デジタル版によると、ある女性作家は、護憲派集会の挨拶で「戦争大好き内閣・・・」「独裁者は自らの欲望のために最後は破滅する」と訴えていた。ワンフレーズで訴えればインパクトがあるが、それも常識の範囲内だろう。



群馬県高崎市での護憲派集会では、憲法自衛隊が明記されると「自衛隊が国軍となり世界へ派兵」「米軍の命令で日本人兵士が死ぬ」「高校に制服の兵士がリクルートに」「監視・格差の強化、戦前型の社会に」と訴えていたという。毎朝のウォーキングメンバーの息子さんは自衛隊員だ。本人、家族がこのような制服自衛官への差別・排除意識を目の当たりにしたらどう思うだろうか。


先の女性作家のアピールにしても、この高崎市での集会でのアピールにしても、自分たちと考えが異なる他者にも当然、人権があることがわかってないようだ。彼等の主張は自分本位で、まるで世界が日本国憲法を中心にまわっていると信じているようだ。おめでたい。