肩肘張らずのパトウォーキング


穏やかな晴天に柔らかな風が吹き渡る。若葉をそよがせてグランドの周囲の景色を初夏の色に染めてゆく。きょうは北部地区のグラウンドゴルフの大会。人工芝のグランドだ。シャッターの下りたような瞼もぱっちり、腰痛も治った。こんな景色の中に立つことができるしあわせ感いっぱいの、久しぶりの大会参加。成績がよかったらこの上なしだったが。


きのうは全国各地で真夏日になり、ニュースとなっていた。自然界は春から初夏へと衣替え。路傍で見かける草花も、庭の花壇でも一斉に春から初夏へと季節の移ろいが忙しくなってきている。花壇のノースポールも哀れな姿だ。





連休前のある日のこと。フルメンバー6人で丘陵尾根筋の農道をウォーキング。畑で農作業中のおばさんが、我々の姿を見て話しかけてくる。今まで一度声をかけようと思っていたが、つい言いそびれていた。防犯ベスト、帽子を着用してパトロールしている人を見て、安心して作業ができる。ほんとにご苦労さん。これからもよろしく。と。


おばさんは、更に話を続ける。去年、農道に車を留めて作業している間に車の中に置いてあったかばんを盗まれた。(無施錠だったらしい)嫁たちは、カネが盗まれるだけで済むならいいが、それだけでは済まないこともある。もう畑に行くことはやめてという。それでは、私の一番の楽しみがなくなってしまう。




嫁にはパトロールの人のことも話して、こうやって畑に来ている。これからも、どうかパトロールを続けるよう懇願するのだ。「できる人が、できる時に、できるだけ」やろうというというのが、我がボランティア組織、自主防犯クラブのパトロールのモットー。                                         


自分も健康のため、ブログのネタ探しのために始めたパトロールウォーキングがこういうかたちで街のパトロールの目指しているところに実を結んだ。まさか、他人様からパトロールを続けるよう懇願される結果を生むとは夢にも思わなかった。


ゴルフのスィング、野球のバッティングに限らず、何事も肩肘ガチガチでやったらいい結果は出ない。何事も肩肘張らずに進めることが王道だろう。