平成31年07月03日まで有効


蒸し暑い。いよいよ、夏モードの天気に突入だ。きょう5月17日の誕生日の花はジャガイモとラジオ深夜便。家庭菜園でもジャガイモを栽培している人が多く、この花が咲いたら摘み取るかどうかがよく話題になる。花を咲かせておくと養分が花の方に行ってしまって、実がやせるから摘み取るという意見の一方、花を摘み取ると、その切り口から病気が発生する危険性が高くなるから摘み取らない。という意見だ。


ジャガイモの花は美しく、畑を彩ってくれる貴重なもの。摘み取らないで、花を眺めながら収穫を待った方がよい。というのが大勢を占めているようだ。



誕生日(6月3日)が近い。今年は運転免許証の更新でなかったかと、免許証を確認した。「平成31年07月03日まで有効」と記してあった。おやおや、絶対にやって来ない日だ。死ぬまで更新せんでもええということか。そんなムシのいいことが頭によぎった。

来年、つまり平成31年4月30日でこの元号は終わることが確定している。なのに、絶対にやって来ない平成31年7月が公文書に大書されているのだ。来年の5月以降は新元号に読み替えればいいとわかっていても、どうもリアリティーのない有効期限だ。



こういうケースが、さまざまな場面で生じているだろう。元号を使っている書類は、企業や役所でも意外に多く、コンピュターシステムに組み込まれているに違いない。カレンダーや日記・手帳の業界が一番やきもきしているだろう。ならば、もっと早く新元号を発表すればと素人は思うが、それがそうは問屋が卸さないらしい。いつぞやの新聞に出ていた。


あまり早く新元号を発表すると社会の関心が新天皇に向かってしまうから、それは避けなければならない。また、新元号をめぐる論評が改元前から飛び交うことも避けなければならない。方程式があるわけでもなし。微妙なさじ加減だろう。それが、来年2月下旬以降ということらしい。



来年の免許証更新の際、新元号で有効期限が記載されているものがいただけるか、システムの変更が間に合わず暫定措置で記載されているものになるか。どちらでもかまわないが、昭和の生年月日が記載されている免許証を手に、かつてないかたちでの世変わりをつくづく思う。