モリアオガエルの卵


夏モードに入ったかと思ったら土曜の夜、日曜の朝にはストーブの世話になるほど目まぐるしく変わった先週の天気だ。こんな気候の変わり目のせいだろうか、先週は有名人の訃報が多かった。テレビ、サンデーモーニングのコメンテーター岸井成格(きしいしげただ 73歳)、西城秀樹(63歳)、星由里子(74歳)、朝丘雪路(82歳)。


朝丘雪路を除いた3人は自分より若い。改めて老人になったことを意識した。多治見の実家の番頭さんとして長年勤めていた方の訃報。自分の兄貴みたいな存在だった。子どものころはよく遊んでもらった。午後、多治見での葬儀に参列。リタイヤー後地域活動に貢献し、2年前に藍綬褒章までもらった。身内が受賞したような気がして誇らしく思う。朝丘雪路と同い年だった。



先週のこと。ウォーキングの道すがら、林縁の低木に普段見かけないような白い泡状のものがくつっいている。メンバーのひとりがモリアオガエルの卵だという。他のメンバーはこんな林にカエルなんか棲んでいるのかと半信半疑。クマさんもその中のひとりだ。


ネットで調べた。モリアオガエルは名前の通り森で生活するそうだ。4月から7月にかけての繁殖期にはペアで生まれた池に帰り、周囲の木にメスが泡巣をつくり産卵する。泡巣の中で育ったオタマジャクシはそのまま池に落下し、やがてカエルに変態し林の中に分散して行くという。しかし、産卵場所の近くには池もなければ、水たまりすらない。オタマジャクシが干上がってしまう。どうなるか、しばらく目が離せない。