長いようで短い、短いようで長い8年

f:id:mikawakinta63:20191014153414j:plain
f:id:mikawakinta63:20191014153428j:plain

土曜から日曜にかけて、国家のエンジンを止めてまで迎え撃つ厳戒態勢の中、スーパー台風19号が駆け抜けた。幸い、この地では雨、風の音すら聞くことなく通り過ぎた。日曜の朝、これぞ台風一過の青空と云わんばかりの秋晴れだ。

 

朝のテレビで映し出される、千曲川の氾濫の様子、とりわけ水に浸かった北陸新幹線長野車両基地は1週間前バスツアーで長野自動車道・北陸道磐越自動車道経由で裏磐梯へ行く際にその脇を通ったばかりなのだ。その時も、テレビに映し出されるのと同様数編成の新幹線が鎮座していた。とても、よそ事とは思えない水害風景だ。

 

それにしても、子どもの頃台風銀座といえば沖縄から鹿児島・九州縦断と云ったコースだったような気がする。狩野川台風とか伊勢湾台風と云った例外はあるものの。今年のように先日の15号とか今回の19号のように台風慣れしていない関東沿岸から東北方面に集中しているのは、「秋台風」のせいなのか、それとも地球温暖化が影響しているものなのか。どうだろう?

 

今回甚大な被害をもたらした台風19号について各メディアの論調を総合して戦争に例えるなら、敵は地球温暖化で攻撃能力も規模も向上している中で、向かってくる方位の予測能力はIT技術で格段に進歩している。しかし、防御態勢である治水事業が攻撃側の向上スピードに追い付いていないことから、20ヶ所にも及ぶ河川の氾濫を招いたと云えるのではないだろうか。限界集落の増大が治水事業を退歩させていると云っても過言ではないだろう。そんなことが云える。

f:id:mikawakinta63:20191014155558j:plain
f:id:mikawakinta63:20191014155615j:plain

  2011年大会までは24戦して1勝。W杯に参加するだけで精いっぱいだった日本のラグビー。それが、わずか8年で1次リーグを全勝で突破。8強入りだ。昨夜のスコットランド戦は大河ドラマ「韋駄天」そっちのけでラグビーに釘付けだった。来週の日曜の決勝トーナメント南アフリカ戦はNHK地上波の中継が組まれて、大河ドラマ「韋駄天」はお休みだそうだ。

 

 にわかラグビーファンとしては、「やれば、できるじゃん。凄いぞ日本のラグビー」としかいいようがない。なにせ、皆様のNHKの看板ドラマを追いやってまで中継をするのだから。

 

ラジオ深夜便による誕生日の花、先週水曜9日は秋海棠(しゅかいどう)、土曜12日はシュウメイギクだった。どちらも、先月末中山道馬籠宿の散策の折、街道沿いの溝の壁面の岩にへばりつくように優雅に咲いて,萩とともに秋の彩を添えていた。アップしたのは昨年静岡の白糸の滝で撮ったもの。秋海棠科ベゴニア属。 シュウメイギクの名の由来は秋に、菊に似た花を咲かせるところから。切り花をはじめ、花壇や鉢植えにされている。キンポウゲ科イチリンソウ属。

f:id:mikawakinta63:20191014162749j:plain
f:id:mikawakinta63:20191014162806j:plain

8年前の日本のラグビーはW杯に参加するだけで精一杯だった。8年の歳月はその日本のラグビーを8強入りするまでも進化させた。「長いようで短い、短いようで長い8年の歳月」。以下は8年前の今日10月15.日のクマさんの日記だ。今でこそ「韓国クソくらえ」とヘイト発言の多い日本人の韓国観だが、8年前のクマさんには「青い隣の芝生」に見えていた。「長いようで短い、短いようで長い8年の歳月」だ。

 

>国内のプロゴルフは男女とも秋のシーズンたけなわだ。最近は韓国勢の台頭が著しい。先週までの賞金ランキングを見ると男女ともトップは韓国選手。賞金ランクトップテンに男子は2人、女子は3人韓国選手が入ってる。大相撲同様日本選手どうした、がんばれと叫びたくなる。

 

 ことほどさように経済の分野でもTPP参加問題で揺れている我が国を尻目に、韓国は輸出で国の経済を動かすことを国是として大統領がリーダーシップをとり米国と二国間の自由貿易協定の合意を取り付けてしまった。同じように輸出産業が国の経済を支えている日本は、関税のかからない「現代」の自動車や「サムソン」の電化製品により米国市場で太刀打ちできなくなってしまう。

 

 韓国には韓国の色々な国内事情はあると思うが、マスコミの報じる上面だけの情報で素人が判断すると、”隣の芝生”が青く見えてしまう。この人なら国の舵取りを任せても大丈夫というリーダーがいないから余計に隣の芝生が青く見えてしまう。

たった一言で・・・

f:id:mikawakinta63:20191011202747j:plain
f:id:mikawakinta63:20191011202807j:plain

記録的暴風雨が予想される台風19号があす東海・関東地方に接近、上陸するとかで、テレビ・ラジオはまるで戒厳令が敷かれたかのような扱いだ。あすの東海道新幹線は東京・名古屋で終日運休。在来線、私鉄も計画運休。W杯ラグビーは豊田開催予定だったニュージーランド対イタリアを含め2試合の中止。などなど。                                

 

 こうした、警戒感と云おうか騒ぎみたいな雰囲気をよそにこの地では午前中には日差しが洩れて来るほどの穏やかさだ。このギャップの大きさを、どう捉えたらいいものだろうか?去年は9月の台風で関空が暫く閉鎖同然になり、今年はこの騒ぎ。自然相手では仕方ないと云えばそれまでだが、訪日外国人観光客や国際的な各種イベントの日本開催の機運も削がれることはないだろうかと心配だ。

f:id:mikawakinta63:20191011203413j:plain
f:id:mikawakinta63:20191011203429j:plain

ラジオ深夜便による誕生日の花、きょう10月11日はダリアだった。この花の花言葉が表しているように「華麗」「優雅」「気品」を兼ね備えた花だ。

 

 夏から秋にかけて開花し、大きな花輪と赤白黄色と色鮮やかな花色と多彩な咲き方が特徴。品種の数が数万種あり、園芸植物の中でも突出しているという。牡丹に似ているところから別名「天竺(てんじく、インドのこと)牡丹」ともいうらしい。クマさんの画像フォルダー植物の、この数年分の中でも20枚近いダリアがある。

f:id:mikawakinta63:20191011203717j:plain
f:id:mikawakinta63:20191011204446j:plain

今年も蚊帳の外のドラゴンズに加えW杯ラグビーの盛り上がり、その上地元名城大教授のノーベル賞受賞の報でプロ野球クライマックスシリーズ(CS)は、クマさん的にはまったく関心の外の出来事になってしまった。ただ、CSの時期になると思い出されるのは、リーグ優勝チームに1勝のアドバンテージというルールに変えられた経緯だ。

 

2007年セリーグファイナルステージで中日がレギュラーシーズン優勝の巨人に3連勝しリーグ順位2位から日本一になった。巨人は余程悔しかっただろう。「それではオレが勝てん」と翌年からリーグ優勝チームに1勝のアドバンテージルールを設けてしまった。横暴極まりない巨人ルールだ。子供の遊びでガキ大将が「それではオレが勝てん」の一言で自分が勝てるように好き勝手に遊びのルールを変えるのと同じことだ。 ジャイアンツというガキ大将の一言だ。

 

 先日配信されたメルマガにこんな詩が載っていた。

 たった一言で、がんばろうと思った。

たった一言で、いやな気持ちになった。

たった一言で、しあわせになる。

たった一言で、なぐりたくなった。

たった一言で、勇気がついた。

たった一言で、思わずガッツポーズをした。

たった一言で…。

人から言われた「たった一言で」、人生が変わってしまうことがある。それは、良い方へも、悪い方へも。「たった一言」で、笑ったり悲しんだり。人それぞれに、「たった一言」に対する思いは悲喜こもごもだ。

 

ガキ大将から云われた「それではオレが勝てん」とのたった一言でアンチ巨人ファンはますます憎さが増幅した。

 

がっかり!憧れのリゾートホテル

f:id:mikawakinta63:20191009150726j:plain

先週土曜の中日新聞夕刊「夕歩道」がこんなことを言っていた。>♪秋は名のみの風のぬるさよ~。衣替えも進まぬようで、いつもの年より、白っぽく見える往来、神無月。(中略)そう秋だから、真夏日なんて似合わない。入道雲も似合わない。10月になったのに、秋はもういないのか。<

 

いた、いた。秋はちゃんといた。けさのウォーキング。メンバー異口同音に「寒っ!」そして、ウィンドブレーカー着用。やはり、秋だ。おととい7日のラジオ深夜便によると誕生日の花はコスモスだった。山口百恵の歌でお馴染みのコスモスだ。♪淡紅の秋桜が秋の日の / 何気ない陽だまりに揺れている・・・・

 

ここ1~2年休耕田でのコスモスの群生がさっぱり見られなくなった。古い写真を引っ張り出した。秋の代表花だが、早いものは夏のあいだから 咲き始めている。 早咲き遅咲きがあり、外来品種だが、日本の風景に合っている。 「秋桜」の字は、主に秋に咲き、花弁の形が 桜に似ているところからの和名とか。葉は線のように細いが、台風などで倒されても茎の途中から根を出し、また立ち上がって花をつけるというほど強い。  菊科コスモス属。

f:id:mikawakinta63:20191009151348j:plain

今回の旅行に乗り気になったもう一つのワケ。2泊ともに名の通ったリゾートホテルにしては料金が安いということだった。1泊目の裏磐梯グランデコ東急ホテル。緑に囲まれたヨーロピアンスタイルの外観が特徴。昨年12月にルームリニューアル。すべて33㎡以上の部屋の広さ。大浴場・露天風呂、屋内プールあり。ディナーは和洋折衷のコースメニューだった。総合点満点に近い。

 

2泊目の星野リゾート磐梯山温泉ホテル。会津磐梯山の麓、猪苗代湖を眼下に望むスタイリッシュな高原リゾートホテル。との触れ込みだが、行ってみて、これがあの星野リゾートかとがっかり。外観も内装も安普請を否めない。大浴場の脱衣場が狭い。露天風呂なし。部屋も30㎡で東急ホテルより狭い。部屋のバス、洗面所とトイレがセパレートになっているのが主流(東急ホテルはそうだった)なのに、ここは一体になっており、しかも狭い。食事は夜も朝もバイキング。総合点60点ぎりぎり。

 

同行者から、倒産物件を買って改装したのではとのささやきが聞こえるほどだった。このツアーを企画した旅行代理店の基準では東急ホテルが最上級Sランク。星野リゾートはAランクとなっているのも頷ける。

f:id:mikawakinta63:20191009153455j:plain
f:id:mikawakinta63:20191009153409j:plain

いずれにせよ、名古屋・塩尻間の往復特急料金だけで正規に買えば、1万1千円弱、貸切バス3日間の走行距離約1200kmとホテル2泊で一人5万円はお値打ちだ。                               

 

両ホテル側も夏と紅葉・スキーシーズンの端境期のオフシーズンで少しでも客の欲しい時期だろう。旅行代理店もホテル側の足元を見て「憧れの星野リゾート東急ホテルに泊まる」とのキャッチコピーでエサを蒔いたということだろう。

 

星野リゾートの“あばた”が“えくぼ”に見えていたクマさんが、バカだったのか!?ただ、両ホテルとも強風と寒さやら、濃霧で朝の散策ができなかった。そんなことが、印象を悪くした一面もある。

蘇った日光東照宮

f:id:mikawakinta63:20191007200136j:plain

台風18号が去った週末金曜から日曜までの3日間ツアーに参加。「華麗なる松島・会津磐梯・日光」と銘打った企画。名古屋から中央線特急ワイドビューしなの塩尻まで行き、そこからバスで周遊する旅程。宿泊は1日目が裏磐梯のグランデコ東急ホテル、2日目が磐梯山の表側の星野リゾート磐梯温泉ホテル。いつものご近所さん麻雀仲間と参加した。

 

 第一の目的は、中学の修学旅行以来行ってない日光東照宮の平成の大修理が終わって、どんな姿になったか見てみたかった。第二は、両日とも名の通ったリゾートホテルにしては料金が安い。第三は8年前の東日本大震災が起きて2週間後に不謹慎だという後ろめたさを引きずりながら中欧旅行に出かけてしまった。松島海岸の復興ぶりを見て罪滅ぼしをする機会だと捉えた。

 

台風18号日本海に抜けて温帯低気圧に変わり、東海地方は暑かったようだが、日曜日の日光などは土砂降りの雨だった。日曜日とあって晴雨に関係なく凄い人出だ。それがイヤだから平日の日程を選択したが、日曜の入るこの日程に変更させられてしまった。

f:id:mikawakinta63:20191007200308j:plain

 表参道から奥に見える石鳥居をくぐり、神域へ。遠近法で鳥居が高く見えるよう、石段は上に行くほど幅が狭く、一段の高さも低くなっているそうだ。日光東照宮は、江戸幕府初代将軍・徳川家康を神格化した東照大権現(とうしょうだいごんげん)を祀るお宮が由来だそうだ

死後も江戸の真北にあたる日光から幕府の行く末を見守ろうとした家康の社は、三代将軍・家光により、現在のような豪華絢爛な姿になったといわれる。境内にある国宝、重要文化財の建築物には、どれも芸術作品のように見事な細工が施されている。

 

古今東西を問わず、権力者はキンキラキンに飾り立てることがお好きのようだ。なんとか大聖堂とかモスクみんなそうだ。ガイドの話によると、家光は5年の間に延べ400万人の人を使ってこれだけのものにしたとか。それに狩り出された民衆のことを思うと、超ブラック企業の親方より酷いことをしていたものだ。

f:id:mikawakinta63:20191007200430j:plain

 日光東照宮と云えば、陽明門だ、2017年3月、国宝「陽明門」が44年ぶり、4年間をかけた大修理を終え、色鮮やかに蘇った感じだ。これほどの大修理はこの先100年はないとガイドは言う。

 

 高さ約11m、幅約7mの門は圧倒的な存在感だ。遠くから見ると、白と金色の印象が強い近づくと、おびただしい数の極彩色で精緻な彫刻に思わず言葉を失うといった感じだ。建築様式、工芸、彫刻など、江戸時代のあらゆる文化が凝縮されている。

f:id:mikawakinta63:20191007200528j:plain

 「神厩舎(しんきゅうしゃ)」と呼ばれる神馬の厩(うまや)の屋根下に、あの有名な「三猿」の彫刻がある。、それにしても、なぜ厩に猿なのか?それは、猿が馬の病気を治したというインドの故事にならってのことだとガイドは語る。。

 

「見ざる・言わざる・聞かざる」が有名な三猿の彫刻だが、実際には正面と側面合わせて8枚の彫刻があり、人の一生を描いているそうだ。「見ざる・言わざる・聞かざる」。悪いことは見ない、言わない、聞かないという、親から子どもへの躾を表しているそうだ。修理を終えた三猿は色鮮やかで美しく、まるで生きているような躍動感に満ちていた。

f:id:mikawakinta63:20191007200637j:plain

 美しく修理された日光東照宮でもうひとつ有名なのが、「眠り猫」だ。家康の眠る墓所「奥宮」に通じる門の上部に刻まれている。「猫がのんびり眠っていられるほど平和な世の中になるように」との願いが込められているのだそうだ。

 

古ぼけたモノクロ映画のような、60数年前の修学旅行のときのおぼろげな記憶の東照宮陽明門が、三猿が、眠り猫が、カラーリメイク版のようになって強烈な印象で蘇った。もうひとつのおぼろげな記憶、「鳴き竜」は撮影・録音禁止だった。ガイドいわく。名古屋からのお客様が来たら、竜は鳴き、登り竜になる。ドラゴンズ来年の優勝間違いなし。ナイス、リップサービスだった。

斜(しゃ)に見る「高齢運転者の事故防止」

f:id:mikawakinta63:20191002150956j:plain
f:id:mikawakinta63:20191002151018j:plain

ラジオ深夜便によるときょう10月2日の誕生日の花はキンモクセイだ。いつもなら、この時期、ウォーキング中やグラウンドゴルフのプレイ中にどこからともなく、あの独特な芳香が漂ってくるが、今年はまだその気配がない。

 

 それまで匂わなかったのに、ある日突然にどの花も一斉に匂い出し、咲いた後で雨風があるとあっけなく散ってしまうのがキンモクセイの特徴のようだ。誰かが云っていた。キンモクセイの香りは、一昔前のトイレの芳香剤の匂いだと。

 

 2010年の9月30日から中国の桂林に行っていた。桂林の空港に降り立つとキンモクセイの香りが漂い、ガイドさんがこれは桂林の花、キンモクセイの一種「桂花」の香りです。と説明していたのが思い出される。町中キンモクセイの香りが漂い、土産物の店では桂花茶が店頭に並んでいた。この桂花、香りはキンモクセイと同じだが木は随分大きいものばかりだった。

f:id:mikawakinta63:20191002151316j:plain
f:id:mikawakinta63:20191002151338j:plain
f:id:mikawakinta63:20191002151355j:plain

先月の21日から30日まで秋の交通安全運動だった。重点の2番目に「高齢運転者の交通事故防止」が掲げられていた。今年になってからのことだったと思うが、75歳の杉良太郎、82歳の加山雄三が運転免許を返納したことが話題になった。世間や物事を斜めの視点で見るクセの多いクマさん、各メディアで取り上げられている「高齢者の交通事故防止」とは異なった切り口で考えてみた。

 

1.

「猫を追うより皿を引け」式発想で免許を取り上げてしまうことがもっとも手っ取り早い事故防止策だろう。有名人が返納したともなれば話題にコト欠かない。しかし、反作用も拡散するリスクがあると思う。あの人たちはお抱え運転手がいる身分だ。公共交通から見放された過疎地の庶民はお手上げだ。などと地方自治の問題に拡散して行く。

 

2.

およそ半世紀前、年間の交通事故死者が1万数千人を超していた「交通戦争」時代から昨年2018年の死者は約3500人まで減少している。事故防止のために知恵を出したと云えばそれまでだが、多大な犠牲者を出した後追いでガードレール、信号機、標識などハード面の整備が進んだ。シートベルト着用義務、飲酒運転取り締まり強化が進んだ。

f:id:mikawakinta63:20191002152144j:plain
f:id:mikawakinta63:20191002152159j:plain

 

3

「あの交差点、信号機がつくと安心だね。だれか犠牲者が出ないとつけてもらえないかなぁ」こんな会話がささやかれるほど、後追い行政だ。今やAI(人工知能)が人の心まで読みとってしまう時代だ。ブレーキとアクセルのペダル踏み間違い事故の多発も、加齢による足の筋力の衰えや股関節の可動域の狭まりでペダル操作に支障がでることが究明されていれば・・・。と思いたくもなる。高齢運転者講習も認知機能だけでなく身体の衰えにも目を向ける必要があると思う。

 

4.

人生百年時代、「高齢運転者の事故防止」は交通と福祉と地方自治が入り込む大きなテーマだ。犠牲者を踏み台にした後追い行政でなく、AI時代の先取行政を期待したい。その渦中でクマさん、どう泳いだらいいかな?

「メイパパさん、貴兄もか!」

f:id:mikawakinta63:20191001134606j:plain

10月に入ったと云っても、日中はエアコンなしでは過ごせない。グラウンドゴルフでは途中の水分補給なしではやりきれない暑さだ。28日の土曜の中日新聞の「夕歩道」欄からの引用。

 

曼珠沙華(まんじゅしゃげ)。ヒガンバナ。秋の彼岸のころに咲くからヒガンバナ。いつもなら、近所の土手を深紅に染めるころ。猛暑のせいか彼岸過ぎても見かけないなと思っていたが、ぽつりぽつりと現れた。(途中略)

そうだよね。野の花は、暦を見ながら、温度計の目盛を見ながら咲く日を決めるわけではない。暑さ寒さ彼岸まで。涼風を体で感じて咲き出した。ヒガンバナ、咲くべきときを知っていた。<

 

 わが家から車で5分。豊田・宮上の逢妻女川堤防のヒガンバナ。毎年お彼岸の中日、秋分の日に行くと深紅の絨毯だった。今年はグリーンの堤防。およそ1週間後の29日の日曜に行ったら、「夕歩道」の筆者が言うように涼風を体で感じただろうか、7~8分咲きだった。月曜の朝刊県内版には半田・矢勝川や岡崎・乙川でも咲き出したことを伝える写真が載っていた。

 

9月までは8%の消費税が10月からは10%に。9月までが夏。10月から秋。となるのもそう、遠いことでもなさそうだ。

f:id:mikawakinta63:20191001143009j:plain

 2012年にトルコ旅行をご一緒して以来おつきあいさせていただいている同い年のメイちゃんパパさん、先日のブログでこんなカキコがあった。> 2008年9月以来ブログの投稿が4000回になった。心臓と脳の手術を行った日各1日と海外旅行の時以外は毎日投稿した。 しかし、最近、毎日投稿するのはシンドクなって来たので、この機会に隔日投稿に変更することにした。<と。

 

「メイパパさん、貴兄もか!」の心境だ。こちらは2006年6月からスタートでいま3700日余り。途中パソコンが落雷に遭ったり、旅行や入院でサボリも多く、去年の9月からは週休4日つまり週3日のカキコ。理由はメイパパさんと同じだ。寄る年波には勝てん。

f:id:mikawakinta63:20191001154447j:plain
f:id:mikawakinta63:20191001154500j:plain

 ブログを始めた頃のクマさんも気合が入っていた。12年前の2007年10月7日の日記の一部だ。

 >金曜の午後、野良仕事を終えて薄着のままでパソコンのブログを読んでいたら体が冷えたのか急に寒気を感じ、ふるえが止まらなくなった。午後からの診察でかかりつけの先生に診てもらって、金曜の夕方から土曜の一日中と今朝まで食事以外は寝てばかり。 よくもまぁ〜こんなに眠れるもんだと我ながらあきれるばかりだ。


小学校から大学まで16年間、サラリーマン時代40年間自慢じゃないが病気で休んだことは1日もなかった。(大学時代欠席は多かったが病気によるものではない)
人間、気が張っていたらちょっとやそっとで病気にはならないし、たとえ病気にかかったとしても気力が充実していたら学校や会社を休む気が起こらない。 それが、リタイヤーするとそんなワケには行かない。精神的には気の張りつめたものがないこと、肉体的には老化。


少々、オーバーな言い方かもしれないが、今心の支えとなっているものと言えばブログである。特別な理由のない限り毎日カキコをすると決めているのが3日間も穴をあけるワケには行かない。<

 

12年前の日記を読んで、一念発起。今週は金~日の3日間旅行に行くので、月~水の3日間連続投稿とし、週3日のカキコのノルマを果たすことにした。

 

見直したW杯ラグビー

f:id:mikawakinta63:20190930143522j:plain

28日の土曜夕闇迫る6時頃、日本国中が沸きに沸いた。ラグビー日本代表が、真向勝負でアイルランドを破り金星を挙げた。午後、所要で豊田に出向いた。スタジアムで、夕方ラグビー南アフリカナミビア戦が行われるので駐車場が心配で電車で行った。

 

キックオフが6時45分というのに、1時半頃に豊田着の電車はほぼ満員、レプリカユニフォームの連中があふれていた。駅前通りの歩行者天国や、スタジアムと同じ芝生を敷き詰めた芝生広場は土曜日ということもあって賑わっていた。

 

用を済ませ、4時頃に駅へ。到着電車は通勤ラッシュ並の混みよう。帰りの切符を買い求める長蛇の列でコンコースは、まともに歩けるような状況でなかった。先日の日記にW杯ラグビーが始まるというのにその会場のひとつとなる豊田の街は盛り上がりがない。とカキコをしたが、いざ蓋を開けてみると、それが杞憂だったとの思いだ。

f:id:mikawakinta63:20190930143830j:plain

 けさのウォーキング。メンバーのひとりが土曜日の豊田の駅前の興奮のるつぼの中にいて,その話で持ちきりだった。スポーツバーでの国内外の人達の騒ぎっぷりや飲みっぷりに呆気にとられたという。

 

豊田スタジアム、23日のウェールズジョージア、28日の南アフリカナミビアいずれも3万4.~5千人の観客だった。馴染みのない国同士の試合で、よくぞこれだけの観客が集まったと感心する。日本開催でのにわかラグビーファンだけでは、これだけも集まるまい。伝統のあるスポーツだけに全世界に確固たるファン層がいるということだろう。とかく評判のよくないトランプ氏でも確固たる支持層に支えられているのと同じように。

 

ナミビアは初めて聞く国だった。調べたら南アフリカの隣国だった。南アフリカはかつてアパルトヘイト(人種隔離政策)で有名だったし、トヨタから赴任していた知人がいる。ウェールズはカミさんのスポーツジム仲間の奥さんがウェールズの人で、何年か前に彼女の誕生パーティーをわが家でしたことがある。ジョージアは今場所大関から陥落した栃の心の出身国だ。世界は広いというものの何らかのかたちで色々な国と関わりを持っているものだ。国際化した日本を再認識した。

f:id:mikawakinta63:20190930144512j:plain
f:id:mikawakinta63:20190930144524j:plain
f:id:mikawakinta63:20190930144542j:plain

ところで、日本代表の金星。各メディアが伝えているように、4年前に南アフリカから挙げた金星とは色合いが違う。前回はラストプレーでの劇的な逆転。今度は気合十分な横綱と組み合って押し切った。重い金星だ。そして、前回は金星を挙げながら8強に進めなかった。今回は2連勝している。続くサモアスコットランド戦に8強へのカギがかかっている。来月5日のサモア戦は豊田スタジアムで行われる。収容人員4万5千人の豊スタ。前2試合の外国同士で3万4.~5千人の観客だった。日本代表戦だったら満員札止め間違いなしだ。

 

スポーツに熱狂し、一喜一憂する様は幸せな光景だ。日本代表の快進撃がこのまま続き、さらに大会を盛り上げてほしいものだ。今は亡き日本ラグビー界の先人達に遺志を引き継ぐためにも。

 

ラグビー通でもないクマさんでも名前を知っている宿沢、平尾といった伝説のラガーたちは既にこの世にいない。そのエピソードが教科書にも扱われそうな早大ラグビー部出身の奥克彦氏が外務省課長時代、ときの森喜朗首相にW杯招致を働きかけたが、関係者の大半は冷ややかだったという。その奥氏がイラクで凶弾に倒れた後、元首相はじめ多くの仲間が彼の遺志をついで、今回の日本開催になったことを思うと、余計にそんな気がする。