これまでとは次元の異なる事態

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冷たい雨が日中降り続いたきのうとは打って変って、朝から穏やかな秋晴れのきょう。養老・鈴鹿山系の山々がいつもより霞んで見えると思ったら、どうも黄砂のせいらしい。春先だけでなく、この季節にも黄砂はあるらしい。

 庭に季節外れの紫陽花が咲いているのではないか!その脇の鉢では、夏の間じゅう咲き誇り、秋の声とともに色あせ、萎れていた鶏頭(ケイトウ)が再び色鮮やかな深紅や黄色に蘇っているのでないか!

 季節外れに咲いた花のことを、「狂い咲き」とか「返り咲き」などと言うことがある。クマさん的感じ方では、この紫陽花と鶏頭の場合、紫陽花は「狂い咲き」鶏頭は「返り咲き」と呼ぶのがふさわしいのではないかと思う。

 この紫陽花は茎の高さが20cmほど。本来の開花の時期に栄養や成長が間に合わずに咲くことができなかった。それが、随分と遅れて栄養や成長が開花に達し、季節外れの穏やかな気候が巡ってきた時を逃さずに、ここぞとばかりに開花したと思われる。周りの花より開花が遅れても、焦らず諦めずに自分の時を待ちパッと花を開いて見せたその狂ったような貪欲さで、がむしゃらにも見えるのだ。

 この鶏頭の「返り咲き」という表現、、穏やかで温かみのある言葉の様に感じられる。「大関から関脇に陥落した貴景勝九州場所では見事大関に返り咲き」一度失った地位に再び就くことの表現に使われる。夏に精彩を放っていた鶏頭が秋口には色あせて哀れな姿だったのが、ここにきて再び蘇った。「狂い咲き」と表現するのは心苦しい。

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「わずか半日で1ヶ月分の雨が降る。今までに経験したことのないような強風が吹き荒れる。こうした状況の中で、これまでの治山治水事業の物差しの見直しが迫られている。全国各地で災害による避難所生活が常態化している中、いつまでも体育館での雨露しのぎだけのごろ寝状態でいいのか国会でも取り上げられている。

 刺されると最悪、死に至る南米原産で強い毒を持つヒアリの50匹以上の女王アリと多数の働きアリの集団が東京港の晴海ふ頭で見つかった。女王の登場で国内で定着する様相だ。

 スーパーの客数・販売額がサラリーマンの給料日より年金支給日の方が多くなった。3年先にはサラリーマンの医療・介護・年金を合わせた社会保険料率が給与の30%(労使合計)を超えるとの試算が示され、勤労世帯の消費に回す余裕は乏しくなっている。シニアが消費のけん引役に変わる日も遠くない。

 これらの事例は先週1週間のうちに報道された記事だ。共通項は「これまでとは次元の異なる事態が起きた、または起きようとしている」ことだ。令和の新時代とともに、じわじわと地殻変動が起きているような気がする。戦後日本が復興を果たし、高度成長を成し遂げて来た延長線上の物差しでは立ち行かない事態だ。政治のリーダーシップが待たれる。揚げ足とりの予算委員会はもうたくさんだ。

 

こだわりの蕎麦づくし

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爽やかな秋空が広がる、穏やかな天気が土曜から3日も続いている。それに引き替え、週末は台風21号や低気圧の影響で関東から東北にかけて、またまた記録的な大雨だった。千葉県は台風15号、19号に続きこの秋三度目の災害だ。きのう27日の誕生日の花はヨメナラジオ深夜便が伝えていた。

 この時季、ウォーキング中に農道でよく見かける。道ばたや土手で見かけるノコンギクとよく似ていてなかなか見分けがつかない。解説によると、ヨメナは水田のあぜなどに生え、ノコンギクは路傍に生える。花がヨメナの方がやや大きいそうだ。

クマさんの撮ったヨメナも本当にヨメナか自信がなかったが、ラジオの解説を聞いてほゞ間違いないだろう。

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「新そば」の時季だ。きのうの中日新聞サンデー版でも「蕎麦(そば)と唐辛子のいい関係」と題して、そばとその薬味の唐辛子について“うんちく”を傾けていた。

 

10年ほど前の11月のことだが、現役時代の友人10人で「こだわりの蕎麦づくし」を賞味してきたことを思い出した。所は、岐阜市の郊外関市に近い住宅地の中。サラリーマンの定年後、趣味で始めた蕎麦打ちが高じて自宅でプロとして始めただけあって手入れの行き届いた広い庭のある普通の民家の座敷で食べさせてくれる。

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それだけに、主人のこだわりはハンパじゃない。オール予約制。2月、6月、10月の1日の朝8時からの電話予約のみ。マスコミの取材はお断り。昼食の客は前日の夜、夕食の客はその日の午前中に冷凍保存してあるソバを石臼でひいてソバ粉をつくる。 客が来てからソバ打ちを始めるようで、ソバ茶から始まりソバシャーベットのデザートまで2時間半かかる。

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待たずに食べれるファーストフード、”どんどん庵”のソバやうどんもいいが、これだけのものを2時間半もかけて味合うスローフードもたまにはいい。ちなみに値段は約10年前で3800円。今なら、おそらく5000円だろう。日常生活に変化の乏しいサンデー毎日族の話題つくりには”もってこい”だった。

 

「令和新山」&不滅の江戸弁

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きのうは二十四節気の「霜降」、きょうは大雨警報が出るほどの「雨降」。窓の外の雨粒が見えるほどの激しい雨だ。プロ野球日本シリーズも弱いジャイアンツをさらけ出して、あっけなく幕。ラグビーW杯も、まだ決勝戦、3位決定戦が残っているものの、健闘むなしく桜が散ってしまって、なんとなくあっけない幕切れの感じだ。「一億総スポーツロス」とでも言おうか。

 

突如として「令和新山」の出現。わが家の南、緑地帯と竹藪を挟んだ100mくらいの先に住宅開発がされる以前は広大な鶏舎が立ち並んでいた千坪ほどの空き地がある。今年のお盆を過ぎた頃から、ダンプカーが出入りして裾の長さ70~80mほど、高さ10以上の土砂の山が出来上がった。わが家から竹藪越しに眺めるとまるで、新しく山が出現したかのように見える。それを称して、「令和新山」。

 

その山が最近、日に日に削り取られ低くなってきた。わが家の東側を南北にはしる県道を挟んだ東側の空き地の埋め立て用の土砂の仮置き場だったようだ。その空き地は産業廃棄物の投棄場所だったので、来年4月から始まる開発事業に先立って埋め立てをしているようだ。

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毎朝のウォーキングコース沿道にはこのような未開発の土地があり、みよし市はまだまだ“のびしろ”があるといえるだろう。4月から始まる開発事業の規模は7.3ha。名古屋ドームの約1.5倍。計画戸数は196戸。診療所、店舗、飲食店ができ、公園・緑地・調整池が配置されるそうだ。

 

ウォーキングしながら、キジやリスに出会い、栗やあけびや梅を採った地も、思いでの場所になってしまうこと。開発とともに40数人で地主から借りた土地でやっている家庭菜園もなくなり、同時に麻雀荘も廃止せざるを得なくなること。それらはすべて時代の流れか。こんなことも自分史の中では、書き留めておく必要のある大きな節目のひとつだろう。

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学生時代の東京の友人から久しぶりの電話があった。相変わらず、歯切れのいい東京弁だ。「朝日新聞」を「あさひ」と云えない。「あさし」になる。全国からの移民都市東京でも三代続くとこうなるだろう。ほんまもんの江戸っ子だ。秋葉原を「あきはばら」でなく「あきばはら」というクマさんに田舎もん呼ばわりしていた奴だ。

 

 「待たせちまったネ。遅刻しそうになったからサ。朝めしも食わずに来ちまったヨ」などと「それでサ、それでネ、それでヨ」というのが東京弁の特徴だった。彼に言わせると、東京の方言である東京弁は学校で「ネサヨ運動」と称した東京方言を使わせない運動で使われることが少なくなったという。

 

 「山の手の中流階級の言葉」を標準語として使わせようとする国家事業で、下品な下町言葉である東京弁は「ネサヨ運動」などにより徐々に使われなくなったという。我々から見たら、東京弁と云われる下町言葉も山の手言葉である標準語もまったく区別がつかないが・・・。

 

 東京弁を話す人たちが少なくなった要因は、関東大震災と戦災、東京五輪、バブル期の地上げなどにより、下町も山の手も混在化したことが大きいのではないかと思う。いくら、東京弁を使う人が消滅しても、「スーパードライ」のビールは何だっけ?と聞いて「アサシ」と答える江戸っ子は永遠に不滅だろう。

「即位の礼」の日の論調に思う

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きのうの朝のことだ。雨上がりの秋晴れの即位の礼の日。往来がいやに静かでないか!?カレンダーを見ても赤字になってない。サンデー毎日の家庭では、新聞やテレビを見て初めてその理由がわかつたのではないだろうか。きょうは「即位の礼」の日で、今年限りのハッピーチューズデイ。お城も操業なしで、城下町は静寂の朝を迎えた。

 

わが家の向かいの緑地帯の片隅の一角にある雑木林で、ピラカンサの真っ赤な実がたわわに実り、ひときわ目立つ時季になった。一方、わが家の門の前の植え込みのランタナがまだ咲いている。5月の終わりに咲き始め、いまだに精彩を放ち12月の初め頃まで咲いている。

 

あす、10月24日は二十四節気の「霜降」。秋から冬への季節の変わり目で、朝晩には気温がぐっと下がり、ところによっては霜が降りる頃だ。秋から冬が見頃のピラカンサの実、初夏から晩秋まで見頃のランタナの花。赤い花と実の競演の時季だ。

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即位の礼」の日、メディアはお祝いムード一色だ。そんな中、共産党機関紙「赤旗」と朝日新聞の論調は案の定手厳しい。

 

赤旗

政府は22日を「国民こぞって祝う」として休日にした。さらに11月14日には大嘗祭(だいじょうさい)を27億円もの公費を投じて行おうとしている。これらのことは、憲法国民主権原理、政教分離の原則に背くものである。

 

朝日「社説」

儀式の中で、天孫降臨神話に由来する高御座(たかみくら)に陛下が立ち、国民の代表である三権の長を見下ろすことや三種の神器が脇に置かれていることに、国民主権政教分離原則にそぐわないとの指摘があったにもかかわらず政府は無視している。

 

秋篠宮さまが昨秋の会見で「宗教色の強い儀式を国費で賄うことが適当か」と疑問を投げかけられた。政府は閣議了解しているというだけで真摯に向き合うことはなかった。 政治は怠慢・不作為を決め込んだ。華やかな式典の陰で多くの課題を残した。

 

右から左までいろんな意見があるのはわかる。 こんな目出度い時だ。そう、カタイこというなよ。これが一般人の声でないだろうか。

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日経新聞 「春秋」欄

台風19号の傷が癒えない中、政府は予定していた祝賀パレードを延期した。陛下のお気持ちに沿う判断だろう。「(水害などで)最も大きく影響を受けるのは、女性や子供、お年寄りや障害のある人たちなど、いわゆる社会的に弱い立場にある人々です」。陛下は昨年、「世界水フォーラム」の講演で、こう述べられた。台風19号の犠牲者の多くは60歳以上だった。さぞご心痛だろう。パレードなき即位礼に、令和の象徴像を感じた。

 

政府を批判することを社是とする新聞社が「即位の礼」の日に即位の主人公をさしおいて、政府批判を重ねることは主人公に対して失礼ではないかとさえ思える。その点、日経は主人公に焦点を合わせて誰もが頷ける内容だ。

 

 

仁義なき戦い

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この1週間あまりのメディアからの報道は19号台風被害とラグビーW杯一色だった。そんな中、また追い打ちをかけるように20号と21号だ。被害のない我々でさえ連続台風にうんざりしている。いわんや被害者の方々おやだ。

 

「想定外」「異例」づくめの19号台風被害は報道のとおりだ。その台風が来る1週間前に長野県、新潟県福島県宮城県、栃木県、群馬県を巡るツアーに参加した。ガイドの案内する千曲川阿武隈川那珂川の名前はまだ脳裡に残っている。奇しくも今回の台風で氾濫した川ばかりだ。まさか、長野の新幹線車両基地が水攻めに遭うことを想定して、見納めのためにツアーに行ったわけでもなし。クマさんのツアーも本来の目的より「想定外」の事の方が印象に残ったツアーだった。

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ラグビーW杯日本代表はアイルランドスコットランドなど名だたる強豪・古豪を破っての決勝トーナメント進出だ。決勝トーナメントの対南アフリカ戦。これに勝てば準決勝だ、残念ながら3対26で敗退。しかしながら、これほど感慨深いノーサイドを迎えるとは、大会前には思ってもみなかった。

 

にわかファンの口から、やれオフロードパスだのジャッカルなどと唱えられるほど観戦力が上がったのだろう。きのうの南アフリカ戦、NHK地上波の平均視聴率41%、最高49%だったという。去年の紅白歌合戦が41.5%で2015年以降初めて40%超を記録したという。それと比べたら開催国としてグランド内外でW杯に活力を与えた日本及び日本代表は十分称賛に値する。(大河ドラマ「韋駄天」休みにして正解だったようだ)

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きのう10月20日の誕生日の花は「アキノキリンソウ」とラジオ深夜便。4年前の「季節の花めぐり」で、この花とセイダカアワダチソウを併せて説明を聞いたことがある。山地や丘陵部の日当たりのよい場所に生える。かつては里山に囲まれた水田の周辺、ため池の土手などにごく普通に見られ、秋草の代表的存在だった。              

 

 しかし、そのような環境の減少や荒廃とともに見られる場所が少なくなった。帰化植物のセイダカアワダチソウはその旺盛な繁殖力でその土地に繁殖していたススキやアキノキリンソウなどの植物を追いやって数を増やしたからだ。昭和40年代からのことだった。アキノキリンソウは「軒を貸して母屋を取られた」感じだ。それから、仁義なき戦いが始まった。

 

セイダカアワダチソウ組の台頭でアキノキリンソウ組はほとんど解散に追い込まれてしまい、ススキ組との間で仁義なき戦いが繰り広げられている。セイダカアワダチソウ組は北米原産マフィアだ。戦後、その獰猛かつ、強力な攻撃力で日本の在来勢力をことごとく駆逐して日本全土を制圧したといっても過言でない。

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 セイタカアワダチソウ組の恐ろしさは凄まじい勢力拡大力だけではない。なんと、根から毒を出して他の勢力を枯れさせるのだ。 植物だけではない、もぐらやミミズ等の生物さえも寄せ付けないのだ。かくしてセイタカアワダチソウ組は日本全土を掌握した。

 

一時は日本全土を席巻したセイタカアワダチソウ組だったが他の植物を滅ぼした後、自分の出した毒で自分がやられているらしい。その一方ススキ組はススキが生物的進化をはたしてセイタカアワダチソウ組の出す毒に耐性を持つようになったのだ。 今、各地でススキ組が一斉に反旗を翻しているらしい。場所によってはセイタカアワダチソウ組「が完全に駆逐されたところもあるらしい。植物の仁義なき戦いだ。

 

 

オーバー80へのエール

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時には集中豪雨みたいな勢いで、ときにはおセンチになるみたいなシトシト雨で間断なく終日降り続いているきょうの雨だ。ラジオ深夜便の伝える誕生日の花、きのう10月17日はフジバカマ、きょう18日はホトギスだった。

 

フジバカマは「秋の七草」の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきた植物。名前の由来は小さいピンク色の花がたくさん咲き、花弁の形が袴(はかま)のようであることから。 現在の日本には自生に適した環境が少なくなったため激減し、絶滅危惧種となっているという。                   

 

昨年秋、豊田の矢並湿地に行ったとき、これはフジバカマに違いないと思い指導員に尋ねたところ、それはサワヒヨドリと教えられた。現在フジバカマの名で市販されているものの多くはフジバカマとサワヒヨドリの雑種のサワフジバカマだそうだ。緑化センターで撮ったフジバカマ、ホンマもんと信じていたが、この解説を聞いて、ひょったしたら雑種かも・・・。

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ホトトギス。毎年この時季、豊田・藤岡の緑化センターの「季節の花めぐり」に参加すると、林間の木漏れ日とホトトギスの鮮やかな斑点模様が妙にマッチして、独特の雰囲気を醸し出している。

 

ホトトギスユリ科ホトトギス属。初秋から晩秋にかけて咲く。日陰に多く咲く。若葉や花にある斑点模様が、鳥のホトトギスの胸にある模様と似ていることからのネーミング。

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 最近、週2回のグラウンドゴルフを終えた後6人で喫茶店に入りワイワイ、ガヤガヤと1時間ほど時を過ごす。サンデー毎日になってからは外で食事をしたりお茶を飲んだりするとき、家族以外はたいてい「割り勘」だ。気が楽でいい。

 

ある本でこんなジョークを読んだことを思い出した。

3人で食事をしたとき、日本人は3人分払うといくらになるか計算しながら食べる。ドイツ人は割り勘でひとりいくらになるか計算しながら・・・。   イタリヤ人は払ってくれる人にどうお礼をいうか考えながら・・・。

 

現役時代はサイン以外は日本人になったり、ドイツ人になったり、イタリヤ人になったり・・・。日本人、気前良すぎるから裏金つくりに精を出さざるをえなくなるのではないか!? 誰が作り出したジョークか知らないが、うまいこと言ったものだ。

 

その6人のメンバーは男2人、女4人(うち3人はおひとりさま)。毎回同じで全部クマさんより年長だ。特に彼女らは、西に東に野に山に駆け廻り、歌いまくり「私たち、今が一番若いのよ」と云わんばかりのオーバー80のパワーに圧倒される。そういう彼女たちにこそ、こんなエールを送りたい。

 

  >青春とは人生のある期間でなく心の持ち方をいう。

年を重ねただけで人は老いない。目標を失うとき初めて老いる<

「最大のよろずや」ネット

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「暑さ寒さも彼岸まで」のお彼岸から、もうやがて1ヶ月になるというのに、けさの冷え込みで「そうだ、衣替えをしなければ・・・」とようやく本格的な季節の変わり目を思い起こさせられる時季となった感がする。

 

大学生(昭和35~39年)の頃春と夏の休みに故郷多治見に帰省して、実家の家業の手伝いで駅へはフリーパスで出入りしていた。、多治見駅鉄道弘済会売店を始めた。何十年も後にこれが日本でのコンビニ第1号だったと知った。

 

大手のコンビニの店舗が各地に生まれていた時代には、「現代版よろずや」だと云われていた。クマさんは、むしろ駅の売店が街のあちこちに進出したという感じを抱いていた。ただ、高度成長期に入る前の時代に薪炭商(薪や炭など燃料を売る店)がガソリンスタンドの変わってゆくように、よろずやがコンビニに変わってゆく時代の流れもあっただろう。

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 気がつけば、ここ数年の顧客のニーズの多様化によって、現在のコンビニは買い物に便利な店というだけではない、それ以上のものになっている。24時間明かりがついている施設として、緊急時や災害時に頼れるコミュニティーのインフラとして、コンビニは日常生活の不可欠な存在になった。求められている役割は、今までにないほど大きく拡大している。

 

そんなコンビニ頼みの生活も、令和の時代になって変化を迫られている。中島みゆきの歌♪そんな時代もあったねと / いつか話せる日がくるね・・・・まわるまわるよ時代はまわる。

 

不採算店を中心にセブンイレブン約1000店が2020年度までに閉鎖・移転されるという。人手不足に加えて、ネット通販の普及が背景にあるらしい。実際、いまやネットこそ最大の「よろずや」だろう。