「食の大量死」と動画公開

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昨夕からの雨が夜を徹して通り抜け、夜明けとともにあがった。日中は青空だが、冷たい北風が強めだ。きょう3月7日の誕生日の花はパンジーラジオ深夜便。「いつでも、どこにでもある花ですね」とパーソナリティーがいう。


 確かにその通りだ。当たり前すぎて、珍しくもない。これだけよく見かける花なのに、あるのが当たり前すぎて、クマさんの花の画像のストックに入ってないのだ。当たり前すぎて、ついつい扱いを疎かにする。「処世訓」にでもなりそうなクマさんのチョンボだ。

 

グランドコンデション不良でグラウンドゴルフは中止になったため、早速庭でパンジーを撮影。ホットなパンジーだ。この花、スミレの園芸品種だとか。秋から翌春にかけて咲き続ける花壇の主役だ。花の直径が3~5cm以上がパンジー、それ以下をビオラというそうだ。菫(すみれ)科スミレ属。

 

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悪ぶった姿を世間に誇示したい若者は、いつの世にも一定数いるものだ。集団暴走やハロウィンに見られるような毒々しいファツションなどがその代表例だろう。最近はその道具が「食べ物」である点が気がかりだ。

 

飲食店の厨房(ちゅうぼう)やコンビニの店内で食品をもてあそび悪ふざけをする。それを動画で公開する店員がおり社会問題となっている。経営に与える打撃は大きく、企業が防止策に乗り出すのは当然だ。

 

食べ物を粗末にすればバチがあたる。家や学校でそう教えられてきた若者が、初めて店で働く。体験するのは食品の「大量死」だ。日々棚の売れ残りをゴミとして捨てたり、ノルマの季節商品を店主と店員が押し付け合ったり・・・。            

 

動画公開に関わった店員の解雇・法的責任、厳罰で再発防止もさることながら、心の奥で食への感覚が変容し始めているとしたら、動画公開うんぬんより問題の根は深い。

カラス

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目まぐるしく変わる春の天気。きのうとは打って変って、朝から雲が主役の一日。夜には雨の予報だ。きょうは、冬ごもりの虫がはい出るという二十四節気の「啓蟄」。朝のウォーキングの道すがら、2週間ほど前の野焼きの名残で黒々した土手の上で、冬ごもりの虫ならぬ”つくし”がにょきにょきと頭をもたげていた。ここにも、春が・・・。

 

 

 きょう3月6日の誕生日の花はショウジョウバカマラジオ深夜便。そういえば、一昨年の4月の初め、このショウジョウバカマの群生に初めて出会った。瀬戸の山奥、岐阜県との県境に近いところだ。墓参りの道すがらに段々畑の畦道で山野草ウォッチングでのことだった。                                  

 

 

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三好丘近辺の田園地帯ではお目にかかれない山野草の宝庫だった。日陰になることが多い斜面にショウジョウバカマが群生している。ハルリンドウもあちこちで見られる。ショウジョウバカマは山地の湿った谷沿いの斜面や森林で見られる多年草

 


 名前の由来をネットで調べる。ショウジョウは「猩々」と書き、中国の想像上の動物。大酒飲みで、猿のような顔をもち、毛は紅色。ショウジョウバカマは、花をこの「猩々」に見立て、葉を袴(はかま)に見立てた。葉は冬の間は紅葉し、暖かくなると緑色に変わる。ユリ科ショウジョウバカマ属。

 

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月曜の朝のテレビで、こんな光景を見た。カラスが水道の栓を口ばしでつついて回し、蛇口から水を飲んでいる。やがて栓を大きくひねって水を噴き上げさせて、水浴びを楽しんでいた。カラスが目的に応じて、水量を調節しているのだ。

 

日曜にカミさんが名古屋へ行った。都心のビルの屋上で、カラスが針金のハンガーをくわえて羽根を休めているのを見かけた。巣を作るために調達したものだろうが、あんな都心でよく探せるものだ。賢いねぇと思ったが、上には上がおるもんだねぇ。とテレビを見て感心しきりのカミさんだった。

 

 

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何年か前に、こんな話を聞いた記憶がある。カラスの被害に閉口していたある施設で、「カラス進入禁止」と書いた張り紙をしたら寄りつかなくなったという。張り紙を目にした人が周囲のカラスに視線を向けたり、指さししたりすることで、カラスが警戒するらしい。

 

日本語が読めないまでも、すでにカラスの賢さは広く知られている。道路にクルミを置いて車に割らせ、中身を食べる行動まで観察されている。童謡「七つの子」そのままに、カラスは夫婦揃って愛情深く子育てするそうだ。生ごみを食い散らかす「悪者」と決めつけてばかりもいられない不思議な魅力を持つ鳥だ。

シニア市場に思う

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”光の春”の眩しい日差しに惑わされて、春の装いでグラウンドゴルフに出かけた。何と、”春は名のみの風の寒さや”。日が高くなるにつれて風も収まると、やはり春だ。通りがかりの家庭菜園の土手ではサクランボの花の開花だ。

 

先週末の暖かさと昨日の雨でいっきに開花を加速させたようだ。毎年のことながら、3月の第一週には、こちらが忘れていても、きちんと咲いてくれる。そして、ソメイヨシノの開花が2週間後だと示唆してくれる。四つ池の桜の開花は今月の20日ころになるのではないだろうか。

 

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グラウンドゴルフ仲間が車を新車に代替しようとしているが、家族からは年も年だから絶対自動ブレーキ車でないとダメと言われている。こんな話をしていた。テレビでハズキルーペのCMを見ない日はない。売れに売れて累計500万本を超えたそうだ。

 

新聞では旅行の会員募集の広告のない日はない。高齢者層をねらった「ビジネスクラス利用」とか「60歳以上夫婦限定」といったコースや豪華客船によるクルーズがこの1.2年の間に随分増えた。  

 

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本格的な人口減少社会で「縮小する日本」をイメージしがちになったとはいえ、シニア消費市場は前述の例の如く立派な成長市場になりつつあるのではないだろうか。ただ、これが巨大市場となって世界に飛躍するような企業が出現するかどうかは疑問だ。

 

バブルのはじけた頃から日本の個人金融資産は1600兆とか1800兆円と言われ、その6割以上はシニア世代が保有すると言われて来た。そのシニア世代にとっては先行きの見通しが不安で守りに入らざるを得ないのが実情だと思う。

 

つまり、あくまで推定だが、個人資産の8~9割はシニア世代の人の1割位の人に握られて一般庶民はそんなに余裕があるわけではない。世の中が安定し、安心して先行きの見通し立てられる社会にすることを政治の力に求めたい。それでこそ、成長市場であるシニア市場が世界にはばたく巨大市場となるだろう。

 

 

「交渉は人や。やっぱり大事なんは人間性や」

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春は晴れが3日も続かぬから仕方あるまい。午前中から小雨が庭の敷石を濡らしている。それでも、止み間には雀やひよ鳥が、せっせとエサをついばみにやってくる。のどかな春の雨だ。

 

きょう3月3日は雛祭り、桃の節句だ。ラジオ深夜便によるきょうの誕生日の花は桃。節句は旧暦、誕生日の花もそれに合わせているから実際に咲く花とは1ヶ月位のずれが生じている。上と下の画像は5年前の4月9日撮影の猿投山山麓の桃畑群。

 

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米朝首脳会談が終わった。あっけない幕切れと言った感じだ。メディアの表現も「決裂」もあれば「物別れ」もある。厳しい見方もあれば穏やかな見方もあった証拠ではないだろうか。この結果になるのにも、それなりの伏線があったのではないだろうか。

 

対外交渉事とりわけ外交交渉では、双方の実務担当者が問題点を詰めた結果でトップ同士がシャンシャンと手を打つ。これが常道だろう。ところが米朝の場合は型破りなトップ同士。両者がオレが、オレがで準備不足のまま功を焦り過ぎたのではないだろうか。

 

両トップに焦りをもたらしたのは、首脳会談と同時期にワシントンで開かれていた大統領の元顧問弁護士の公聴会ではないだろうか。内政で危機に追い込まれているこの時に、公聴会で汚点の上塗りをされてはたまらない。トランプ大統領は外交で成果をあげて汚点を打ち消す腹積もりがあったのではないだろうか。

 

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一方の金委員長は、大統領は外交で成果を上げようとしているから、ハードルは低いと見ていた。そして、歴代の大統領は北朝鮮を見向きもしてくれなかった。今回の公聴会が引き金になって次期大統領が代わったら交渉のチャンスがなくなるかもしれない。何とかしなければ、という焦りもあったかもしれない。

 

何にしても、今回の交渉で両首脳の判断ポイントとなったのはワシントンでの公聴会だっただろう。そして、両者間の溝を埋めることができなかったが、溝の深さ、幅、長さがわかった。それは収穫でなかっただろうか。

 

今は亡き米朝師匠はこんな言葉を遺していた。「芸は人や。やっぱり大事なんは人間性や」。米朝両首脳に「芸」を「交渉事」に置き換えてごらん。と言ってやりたいものだ。

 

 

竹の秋

 

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もう3月だ。今月の下旬には桜が咲き始める。来月の1日には新しい元号が発表され、閉塞した世の中が明るくなるターニングポイントにならないかと期待が膨らむ。ホップ、ステップ、ジャンプのホップのスタートとなる節目の日だ。

 

本降りの雨の上がった今朝、リビングのカーテンを開けると山茶花の垣根越しに見える竹藪がいやに黄色味がかって見える。そうか、そういえば何年か前にもこれに気がついてネット検索。「目からうろこ」で「竹の秋」というタイトルでカキコした記憶がある。

 

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 これは竹が黄葉し始めたということらしい。黄葉している葉は、1年間の働きを終えて枯れ、落葉しようとしている葉なのだ。黄葉している葉の付け根の小枝からすでに新しい葉が針状に伸びてきており、この新しい葉は黄葉している葉が落ちるとほゞ同時に開き、同化作用を始める。竹が黄葉して落葉する時期が筍の収穫の時期なのだ。こうした時期が「竹の秋」といわれ晩春の季語にもなっているという。

 


一方麦秋(ばくしゅう)という初夏の季語がある。麦の穂が実り、収穫期を迎える初夏の頃のことである。麦にとっての収穫の「秋」であることから、名づけられた季節だという。そんなことから、「秋」というのは単に夏の後に来る季節をいうだけではなく、季節に関係なく収穫時期を言うこともある。そうだ。

 

「青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方を言う」は、サミュエル・ウルマンの「青春」という有名な詩の冒頭の文章だ。この論の展開を借りると「秋とは夏の次、冬の手前の季節をいうのではなく、季節に関わらず収穫時期を言う」となる。これは、ネットの受け売りではなく、クマさんオリジナルだ。

 

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ラジオ深夜便によると、きょう3月1日の誕生日の花はハハコグサ。ウォーキングの道すがら、農道でよく見かけるが、この地では4月に入ってからだ。春の七草のひとつである御形(ごぎょう)のことだ。

 

柔らかいうす緑色の葉の先に黄色い花がつぶつぶになってかたまって咲く 。名前の由来は「母」と「子」の人形(ひとがた)から。菊科ハハコグサ

何とも 歯がゆい思い

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朝から本降りの雨。このところの”春の陽気”に慣れた身には冷たい雨だ。きのうのウォーキング、沿道の農家の庭のしだれ梅にメンバー一同目を見張った。2.3日前からの暖かさでいっきに開花したのだ。梅の花にはつきものの鶯までもが春を告げていた。

 

ベトナムハノイでの米朝首脳会談最終日。その結果は今夜のテレビでの解説を待つとしよう。安倍さんは先週、トランプさんとの電話会談で拉致問題解決の協力依頼をしていた。素朴な疑問だが、日本は拉致された自国民を救出するのに、なぜ自力でできないのか?なぜ自力で解決できないのか?

 

 

17年前の小泉政権のとき、拉致被害者5人が帰国した。しかし残る被害者について、北朝鮮の態度はまるで誠実さを欠く。日本はナメられているとしかいいようがない。そんな国に、自国民の自由を侵された状態を日本は許している。それを自力で解決できない日本は、国家と言えるだろうか?何とも歯がゆい。

 

 

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米国は北朝鮮に軍事的、経済的な圧力をかけ続けて、昨年、拘束されていた自国民3人を解放させることに成功している。かといって、日本も同じような方法で救出をしようとしても、できるわけがない。憲法の制約で軍事的圧力という選択肢はないのだ。

 

相手には軍事的圧力がないと分かるから、足下を見られる。つまり、ナメられてしまう。北朝鮮だけではない。最近の韓国のわが国に対する姿勢は、完全に日本をナメている。何とも歯がゆい。

 

そうかといって、”軍事行動を起こせ”ではない。ただ、力に裏付けられない交渉が通用しないケースがあるという現実に直面する場面が最近余りにも多い。国会でモリ、カケ、不正統計の犯人捜しに奔走するのもいい加減にして、憲法論議をしっかりやってほしい。平和憲法ゆえに、平和を奪われた拉致被害者を、国家が救えないでいる。何とも歯がゆい。

事件・事故の特異日26日

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「春に3日の晴れなし」と言われるようにうららかな春の日もそうは続かなかった。朝から雲が主役、時折日射しが差し込む程度だ。あすは雨の予報だ。

 

きのう26日は天皇陛下の即位30年に当たる宮中茶会が開かれ、両陛下が著名人と懇談された。この報に接して、こんなことが脳裏をかすめた。まことに畏れ多くて、戦前なら不敬罪で牢獄入りのところだろう。お許しを願うところだ。

 

陛下の在位された平成の30年間とパソコンが普及し始めて、その座をスマホに奪われて行く30年間が重なるのだ。東芝がノート型パソコンを発売したのが1989年。その東芝を初めとして富士通、シャープ、ソニー、NEC今や国内メーカーは壊滅。パナソニックのビジネス向けだけが残っている。

 

老兵は死なず、ただ消え去るのみ」陛下お疲れ様でした。パソコン国内メーカーも国内から消え去っただけで、その技術は売却先で活かされているだろう。

 

 

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きのう2月26日の誕生日の花はクロッカスとラジオ深夜便。わが家の庭では、ここ10年来ムスカリに続いてこのクロッカスが春の訪れを感じさせてくれる花として定着している。以前は、白や秋咲きの紫もあったが、今は黄だけになってしまった。

 

草丈が5~10cmと小さいながらも存在感があり、霜や凍結にも強い。春咲きは2~4月、秋咲きは10月中旬~11月中旬に咲く。アヤメ科クロッカス属

 

 

 

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 きのうの2月26日は昭和11年(1936)2月26日陸軍の青年将校らが起こしたクーデターで蔵相高橋是清らが暗殺された2.26事件から83年目の日だ。ちょっと調べたら、昭和時代からこの26日というのは忌まわしい事件・事故が起きている特異日のようだ。

 

 

昭和23年1月26日は東京豊島区の銀行で毒物殺人事件が起き未だに真相が解明されていない帝銀事件。昭和24年1月26日は法隆寺金堂の焼失。昭和34年9月26日は伊勢湾台風。1986(昭和61年)4月26日は旧ソ連(現ウクライナチェルノブイリ原発の事故。今年で33年になる。平成6年(1994)4月26日は名古屋空港中華航空機が墜落事故を起こし200数十人が命を落としている。

 

世の中には、理屈では解明できない運命みたいなものがあるなんていうことは、余り信じたくないが気に留めて気をつけることに越したことはない。