何とも 歯がゆい思い

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朝から本降りの雨。このところの”春の陽気”に慣れた身には冷たい雨だ。きのうのウォーキング、沿道の農家の庭のしだれ梅にメンバー一同目を見張った。2.3日前からの暖かさでいっきに開花したのだ。梅の花にはつきものの鶯までもが春を告げていた。

 

ベトナムハノイでの米朝首脳会談最終日。その結果は今夜のテレビでの解説を待つとしよう。安倍さんは先週、トランプさんとの電話会談で拉致問題解決の協力依頼をしていた。素朴な疑問だが、日本は拉致された自国民を救出するのに、なぜ自力でできないのか?なぜ自力で解決できないのか?

 

 

17年前の小泉政権のとき、拉致被害者5人が帰国した。しかし残る被害者について、北朝鮮の態度はまるで誠実さを欠く。日本はナメられているとしかいいようがない。そんな国に、自国民の自由を侵された状態を日本は許している。それを自力で解決できない日本は、国家と言えるだろうか?何とも歯がゆい。

 

 

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米国は北朝鮮に軍事的、経済的な圧力をかけ続けて、昨年、拘束されていた自国民3人を解放させることに成功している。かといって、日本も同じような方法で救出をしようとしても、できるわけがない。憲法の制約で軍事的圧力という選択肢はないのだ。

 

相手には軍事的圧力がないと分かるから、足下を見られる。つまり、ナメられてしまう。北朝鮮だけではない。最近の韓国のわが国に対する姿勢は、完全に日本をナメている。何とも歯がゆい。

 

そうかといって、”軍事行動を起こせ”ではない。ただ、力に裏付けられない交渉が通用しないケースがあるという現実に直面する場面が最近余りにも多い。国会でモリ、カケ、不正統計の犯人捜しに奔走するのもいい加減にして、憲法論議をしっかりやってほしい。平和憲法ゆえに、平和を奪われた拉致被害者を、国家が救えないでいる。何とも歯がゆい。