新聞各紙の論調比較

mikawakinta632007-05-16

コップの水が半分になって「まだ、半分ある」とみるか「もう、半分になった」とみるか「ものの見方」は人それぞれである。  国民投票法が成立して、きのうの新聞各紙の論調も各紙それぞれで大変興味深い。


きのう、病院の待合室、喫茶店、自宅で三紙を読み論調を比較してみた。

A紙 「改憲手続き整う」
憲法を変えたいと言う人が多ければ変え、変えたくないという人が多ければ変えずにおくことができる。ごく当たり前のことを可能にする法律がやっと成立した。


B紙 「ぎらつく改憲ありき」
これで、改憲への扉がまたひとつ開かれた。改憲へはやる政権に異論を挟む人たちの権利も確立されなければいけない。


C紙 「さあ、改憲とはいかぬ」
国民の間で改憲論議が進んでいないのに政府自民党参院選改憲を問う姿勢をますます強めている。


我々は、新聞で主張していることを、これが「世論」と錯覚しがちである。一般紙各社にそれぞれの主張があり、一紙だけをいつも読んでいると偏った見方に陥ってしまう。
国の重要な局面に際し、各紙を比較してみるのもサンデー毎日族の脳トレだ。