季節外れの開花  フジ


予報では先週末から今週の初めは雨マークが並んでいたが土曜の雷雨以外は雲の多い天気ながらなんとか持ちこたえた感じだ。先週の金曜の早朝ウォーキングの時だった。四つ池南の雑木林沿いの農道を歩いていると、夏枯れで枯れ木やつたで覆われた殺風景な雑木林でみずみずしい紫色の花穂が1本だけひときわ目立っているのではないか。どうも、フジの花のようだ。


本来、初夏5月に咲くフジだ。この雑木林にはフジが自生していて、毎年5月頃ここで写真を撮っているからフジに間違いない。なぜ今時咲いているだろう?素人の推測だが、5月に咲ききれなかった蕾が6月から7月にかけての長雨に刺激されて花開いたのではないだろうか。この地に越してきて17年になるが、ウチとは目と鼻の先にあっていつも観察している。この時季に咲いたのを見るのは初めてだ。花言葉は「歓迎」。何を歓迎しているだろうか?


ロンドン五輪が終わった。日本は過去最多38個のメダルを獲得して大健闘だった。なかでも女子サッカーや女子バレーボールなどの団体競技の好成績は、厳しい練習をともにした仲間を信じるチームワークの美しさを示し、うつむきがちの日本にに元気をもたらせてくれた。閉会式を終えて帰国して来る選手団を「歓迎」してのフジの季節外れの開花だろう。