女子入試減点に思う


多治見が2日連続で40度超の気温になっても、大した驚きも感じなくなった。それほど命にかかわる危険な暑さにもすっかり慣らされてしまった。まさに異常な夏だ。きのう中華料理店で昼飯のとき、テレビであのハーモニィーの美しいサーカスがMr.サマータイムを歌っていた。危険な暑さも癒されるハーモニィーだ。



NHKラジオ深夜便によると、きのう8月2日の誕生日の花はサギソウだった。生育環境が低地の湿地に限定されることもあって、普段はなかなか見かけることもない。豊田・藤岡緑化センターの季節の花めぐりで、はじめて出会った。鷺が羽根をひろげたような形の花で、さわやかな夏の花だ。蘭科ミズトンボ属。(写真は多治見の仲間のブログからのパクリ)


きょう8月3日の誕生日の花はニチニチソウ。日照りや乾燥にも強く、梅雨の頃から秋まで咲き続ける。名前の由来は日々新しい花に咲きかわることから。日々のウォーキングコース上の畑でいつも見かける花だ。夾竹桃(きょうちくとう)科ニチニチソウ属。




東京医科大が一般入試で受験者の得点を操作して、女性の合格者数を意図的に抑制していた疑惑が汚職事件の捜査の過程で浮かび上がった。各メディアの論調は概ね「公平性や男女共同参画の観点からすると、大変ゆゆしい問題」的だ。机上だけで考える頭でっかちな識者の大衆受けする、無難な論調に思えてならない。


現場の責任者として指揮したり、あるいは現場に携わったりした経験のあるものからはなかなか受け入れられない論調だと思う。長年裁判官をしてきたI君が多治見の仲間のブログにこの問題に関して投稿している。彼は、憲法の元での、同一事情で同一の条件の元での平等の原則が機械的一律に打ち出されても、現場は動かず、平等の原則を厳格に適用振りかざされてもたまらないものである。と訴えている。



彼は、自分の経験から医療現場や銀行の当直や裁判所の深夜令状当番など男性が支えてきた例を列挙していた。更に、医科大学は入学イコール入社のようなもので、病院経営をする上で女子の入学を減らすことも必要悪の知恵であり、合理的差別であって不当な女子差別ではないとまで言っている。


いずれにせよ、大学に補助金が交付されているから、文科省の監督下にある。大臣の判断に注目したいと結んでいる。女性が働きやすい制度や環境をつくるのが根本策なのに、女性医師の数を抑えることでは本末転倒でないかの主張もあるだろうが、I君の主張の方がより現実的に思える。