しだれ柳の花

f:id:mikawakinta63:20190409204829j:plain
f:id:mikawakinta63:20190409204900j:plain

おおむね晴れの一日。名古屋へ出張麻雀。高架のプラットホームで電車を待つ間、肌を刺すような強風は冬と変わりがないほどだ。4月も9日になつたというのに。予報では、東京ではあすは雪が降るかもしれないとか。

 

きのうの中日新聞朝刊「くらし歳時記」は「しだれ柳の花」を取り上げていた。桜が一段落し、続く春の花々がにぎやかになってきたところ。中でも見逃せないのがしだれ柳の花だそうだ。へぇ、初耳だ。               

 

いわく。いにしえの人々にとって、早々と芽を出す柳はその生命力の強さから特別な霊力を持つ植物だったそうだ。頭に飾り物として巻いて力を取り込もうとしたり、恋占いに使ったそうだ。                    

 

そうか!日曜の神宮球場でのヤクルト戦であんなに好投したドラゴンズの柳投手もきっと柳を頭に巻いて投げたに違いない。今まで何気なく眺めていた柳に対する接し方も変えなければいけないようだ。

 

きのう月曜のウォーキングの際、四つ池の水辺の柳の花を見つけに行った。眺めていると、風に舞う柳の軽やかさが伝わってくる。それは、いいけれどじっと留まっていないから、小さな花を見つけるのが大変だった。(花の写真は枝を折って撮った)

 

紅葉ばかりがもてはやされるモミジの花も、風に舞う軽やかさばかりがもてはやされるしだれ柳の花も、普段まったく話題にされることもないそれらの花もこうやって観察してみるとなんとなく愛おしい存在になるものだ。