山菜狩りあれこれ

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朝から小雨が降ったりやんだり。いい”お湿り”だ。草花や野菜にとって潤いと同時にクマさんにとっては苦役ともいえる野良仕事からの解放だ。

 

4月も残すところ1週間を切った。ボランティアでやっているサークルの書類に「令和」を書く機会が増えた。テレビのCMでも「令和」が出てくる回数が増えて来た。大型連休の天気・人出・渋滞予想の話題が多くなった。いやが上にも、”世変わり”ムードが盛り上がってきた感がする。

 

けさのラジオ深夜便。4月24日の誕生日の花はワスレナグサと伝えていた。欧州原産の紫(むらさき)科ワスレナ属のこの花、今わが家でも咲いているところだ。春から夏にかけて青または紫色のかわいらしい花だ。

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9年前の中欧旅行、ハンガリーブダペストでのドナウ川クルージングの際に現地日本人ガイドさんがドイツではこんな伝説があるとして紹介したのが、この花にまつわる話だった。

 

ドナウ川の岸に咲くこの花を恋人ベルタに贈ろうとして、誤って川に落ちて死んでしまった騎士ルドルフの物語だ。その後ベルタはその言葉を忘れず、この花を一生髪に飾り続けた。という。

 

けさのパーソナリティードナウ川でなく、ライン川と言っていた。前夜の11時から朝の5時まで放送していると、NHKのプロのアナウンサーでも間違えることがあるのだなぁ。と妙なことで感心した次第。

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庭でスズランやツツジが咲き、雑木林でヤマフジが咲き始めた。この時期になるとこの地でも山菜狩りに精を出す人が多くなる。手近なところで採れるのは、筍とわらびだ。筍は掘ることが好きな人が届けてくれるので、最近はわざわざ掘りに行くこともなくなった。少しだけの旬のものを有難くいただくのが、一番食べ甲斐があると思う。

 

わらびは2.3年前までは、クマさんでもけっこう採れたが開発が進んで採集地が少なくなってしまった。わらびは、たいていおひたしにして食べる。娘たちが来たときに出すと、発がん性があるから食べるなという。かつて、このわらびからわらび餅はどうしてできるか食卓で話題になった。調べたことがある。                            

 

 先端の握りこぶしのようになった部分が開いて葉になる。茎は地下を横に這っている。わらび餅はこの地下茎からデンプンを取り出したわらび粉から作る。ただ、10kgの地下茎からわらび粉になるのはわずか70g。効率が悪いので100%わらび粉のわらび餅は今は皆無といっていい。そうだ。


この雨でワラビも成長するだろう。山菜採りはどうしてもカミさんには勝てない。また悔しい思いをする季節がやってきた。