「避難指示」は永遠の課題か?

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朝7時前後に一雨あったものの、その後は雲が多いが日差しもある梅雨空の週明け月曜。きょう7月8日の誕生日の花はグラジオラスとラジオ深夜便が伝えていた。6月から8月頃にかけて丘陵のあちこちの畑で色とりどりのグラジオラスを見かける。長い穂先に、上から下までズラッと花を咲かせる。 花は片側だけにつくものが多い。あやめ科グラジオラス属。

 

きのうの日曜、珍しい訪問者がふたつ。一つ目はカミキリ虫だ。かつては庭の八朔の木やバラの木でよく見かけたが、最近はさっぱりだった。きのうは、ご丁寧に玄関のドアの前でお待ちかねだった。体長の倍もあるような長い触角が特徴だ。名前の由来は 髪の毛を切るほど大顎の力が強いことから。また「噛み切り虫」からという説もある。

 

もうひとつは、無傷(むきず)のじゃがいもだ。家庭菜園でじゃがいもを収穫した。毎年梅雨入り前に収穫していたが、今年は遅くなってしまった。そして収穫量は毎年写真にあるくらいのものだが、掘り出すときクワで傷をつけてしまうものが、5個や6個はあったが、今年はゼロだった。雨上がりで土が柔らかいのでクワを使うことなく小さいシャベルで堀り起こしたからだ。

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先週は鹿児島・宮崎で記録的な大雨があった。また去年の西日本豪雨から1年目の追悼式が行われたことなど、災害関係のニュースが多かった。そんな中で、東京江戸川区の水害ハザードマップがテレビのニュースで取り上げられ話題を呼んでいる。「区のほとんどが水没。ここにいてはダメ」。区民に危険を周知し、区外への避難を求めるなど備えを促す狙いだろう。一瞬、行政が住民を守ることを放棄したのかと戸惑った人もいただろう。

 

そんな背景がある中で、今回の鹿児島・宮崎の豪雨では気象庁の担当官が盛んに「自分の命は自分で守れ」と訴えるは、テレビ・ラジオではアナウンサーが「すみやかに安全な場所に避難してください」と叫ぶ。両県で110万人に避難指示を出したという。

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 これらの訴えや叫びや避難指示は命を守るために必要な行動だが、何だか、それぞれの持ち場持ち場の人が、後で何か起きた時の責任逃れのために言っているに過ぎないように思えて仕方ない。「どこへ逃げれば安全なのか」「年寄りと幼子を連れて出歩けない」といった不安な声があがるのも、もっともなことだ。

 

お役所だって「避難指示」を出すものの、全員を安全な場所に収容できないことは物理的に無理だとわかっていながら指示せざるを得ない。だから、江戸川区役所のような訴えが出て来るのだ。永遠の課題と受け止めるしかない。「公助」と「自助」というか、役所と地域と個人での責任分担みたいなことをきめ細かくすることで、永遠の課題も半歩くらいは前進するのではないだろうか。

※旅行の為、今週の水曜と金曜はお休み。