お節介

降ったりやんだりの梅雨空がうっとおしい一日。

何も今に始まったことでもないが、かねてより気にかかっていたことがある。所用で地下鉄に乗って名古屋に行く。ホームにいると「間もなく電車が入るから白線の内側まで下がれ。」電車に乗ると「駆け込み乗車は危険だからやめろ。」「扉付近に立ち止まらないで中の方へ詰めろ。」などとお節介が多すぎる。


国民性の違いといってしまえばそれまでだが、先般訪れた欧州ではスイスの登山電車もTGVも発車のベルは一切鳴らない。
自分の旅だから自分の責任で発車時間に乗り遅れないようにするのが当たり前だ。ということらしい。


事細かにお節介をやく国民性が「自己責任」という意識の欠如につながり、「道路に穴があいていたから転倒しケガをした。道路管理者は損害賠償せよ。」といったクレーマーが横行したり、「不登校の子がストーブを蹴り倒した。学校が弁償せよ。」といったモンスターペアレントが日常茶飯事になっているのではないか。


日本の国民性が悪いというのではない。その国民性が世界第2位の経済大国をもたらしたのだ。家庭・学校・地域での教育がもう少し機能していたらと思う。


<きょうの一枚> アーティチョーク (和名 チョウセンアザミ)  7月13日  

        

家庭菜園で珍しい農作物を見つけた。高さは1m半くらい。和名のとおりアザミに似ている。オーナーさんに尋ねるとベルギー在住の娘さんから種が送ってきたそうだ。若いつぼみの中心部にあるガクと花托を食用にするそうだ。食感はズッキーニに似ているらしい。日本では栽培条件が合わないこともあってあまり普及してないとか。