外国語の習得

暑い。今年はじめての猛暑日だとか。  ツルを切っても切っても、へばりつくように伸びてくる。いかにも暑苦しい花の色といい、伸びるツルのしつこさといい、きょうの暑さのようにむさ苦しい。それは、けさのラジオ深夜便でやっていたきょうの誕生日のノウゼンカズラだ。花言葉を聞き漏らしたのでネットで調べたら名誉、栄光、名声、最後に女性らしさとあった。名誉、栄光などはどうもピントはずれのような気がするが、”女性らしさ”はわかる気がする。

 花を切り落としたノウゼンカズラ
    7月20日  自宅


楽天が社内公用語を英語にすることを公表して最近話題になっている。これも時代の流れかと思う。国内で生産したものを国内で売りさばきそれで経済がまわって国民生活が成り立っていた時代に英会話ができることは一種のステイタスだった。経済のグローバル化、人件費・税金の安い国への工場移転などが進めば英会話はビジネスマンの必須条件になるのも当然のことだろう。


悠学カレッジ異文化講座で韓国の先生が話していた。日本の人口の半分以下の韓国では国内で生産したものを海外で売りさばかなければ経済がまわらない。そこで子供の頃から母国語並みに外国語の習得が必須条件になっている。早期習得には留学が一番と毎年3万人の小中高生が母子共々の海外留学。父親はひたすら働き仕送りをしているケースが多いとのこと。


半世紀ほど前には自家用車を持つことが一種のステイタスだったのが今では必需品。外国語ができるということもステイタスから今では必須条件になりつつある。自家用車では韓国に一歩も二歩も先んじたが外国語の習得では二歩も三歩も韓国に遅れた感がある。政治が政局に明け暮れして国家戦略を見失っているのではないか。