ホトケノザ


車のフロントガラスが凍るほどの冷たい朝だったが、日中はうららかな春の陽気。ウォーキングコースの路傍につくしがあらわれ始めた。


このつくしの姿、ちょっと変でないか? 栄養失調か、あるいは、2月の終わり頃の暖かさで地上に頭をもたげたが、先日の寒さで変調をきたしたか、あるいは、それらとは関係なく成長過程にすぎないものなのか? しばらくの間経過観察してみよう。


畑では冬から春の農作業泣かせの雑草、ホトケノザ。うららかな陽気になって荒れ地一面に紫のじゅうたんを敷いたように繁茂している。秋にも花を咲かせるが春に咲く花は一段と色濃い。この花を接写して拡大してみると、実にユーモラスで愛嬌がある。

 

ホトケノザが動物に変身し、花が顔にみえる。二つの眼、鼻と口があり、日本人になにか、苦言を呈する表情あり、果たして、この花はなにを訴えようとしているか?


○われわれに なにか言いたげ  ホトケノザ

○はよう来い 居心地いいよと  ホトケノザ

○じじばばは 永代供養の  ホトケノザ
 
自分の撮った写真はながめればながめるほどに気にいってくる。屁ですら・・なーんでも わがものがいとしく思えてくるものだ