欧州鉄道旅行総決算

先月末からの欧州鉄道旅行を今月7日に終え冬眠していたら来週木曜から5日間のシンガポールへのファミリー旅行が降ってわいてきた。てなわけで、12日までのお休みの予定を2日ほど前倒ししてきょうから再開。


きょうは欧州鉄道旅行の総決算。

● 目的は? (ちょっとキザな云い方だが)列車に乗るために旅に出る。欧州には旅の目的そのものになる列車がある。コンパートメントや食堂車も、まだまだ健在だ。


                                        

4年前の欧州旅行ではジュネーブ〜パリ間でTGV、パリ〜ロンドン間でユーロスターにも乗ったが2等車。今回は12日間での移動距離ざっと3700km余り、すべて1等車だ。(英国が欧州共通の周遊券、ユーレイルパスに加盟してないためにユーロスターだけは2等車だった)いやが上にも満足度は増す。


                                                 

宿泊地はパリ、ミラノ、ウィーン、ベルリン、ストックホルムそれぞれで2泊。1日はその地でのフリータイム。市内観光に充てた。同行メンバーは現役時代の同僚4人。リーダー格のFは電キチのニックネームでこの旅行のプランナー。鉄道の旅に慣れている上、英語も堪能。フリータイムの時彼だけは単独行動で電車の撮影に駆けて行く。Sは財界活動で海外視察の経験も豊富。英語も堪能。現地の人との会話を楽しんでいた。Kは旅キチと云っていいほどで今年になってマチュピチュ、ロンドンに出かけている。カメラも携帯も持たない、もちろんパソコンもやらない化石人間。何の取り柄もない自分は今回の旅行の会計係。



● 得失点
 得たもの
1. 旅の目的そのものになる列車に乗車できた満足感(旅の終盤、コペンハーゲンからストックホルムの間で座席に置いた   ショルダーバッグが盗まれたのも知らずに満足感に浸っていたほどだ)

2. 初めて訪れたベルリン、ストックホルムに対する感慨ひとしお。

3. 孫からの高評価。(サッカー少年の小5。ミラノでACミラン本田圭祐のレプリカユニフォームをオフィシャルグッズを   扱っている店で買ってくるよう頼まれていた。大小タオルも併せて買ってきた。喜んだことこの上なし。)

3. ブログのネタ。色々な出来事を通じた人生訓。ストックホルムの風邪の菌を日本まで持ち込んだ。


 失ったもの
1. ショルダーバッグ、一眼レフカメラ、ガイドブック「地球の歩き方」、常用藥。(最後の宿泊地ストックホルムを目前に  しての盗難で旅の写真が壊滅状態なのが痛い。コンパクトカメラで撮ったものが少しだけ残った)


当然得点の方が多い。失点も形あるものは保険で取り戻せる。しかし、カメラのSDカードの中身までは取り戻せないのが残念でならない。