コンクリートか人か?

取扱業者の都合で日記の居所を引越しさせられました。

「クマさんの日記」は本日より「mikawakinta63の日記」に改めました。

写真の貼り付け方がわからないので、当分の間は画像は省略します。

 

至の頃の日没の時間が4時半くらいだったのが、今日あたりは520分位だ。一日一日と日が長くなっているわけだが、我々がそれに気がつくのは、テレビの「水戸黄門」の終わる時間が、以前は薄暗くなっていたのに空がまだ明るいことからではないだろうか。そんなことが、人の心をも明るくする。

 

 

ウォーキングで野を歩けば、丘陵の坂道を上り切ると辺りがパッと明るい。畑の土手に1.5mほどのロウバイと白梅が春を待ちきれず、蕾から花がこぼれ始めている。(画像がアップできず残念)

 

 

日曜の中日新聞。「中日新聞を読んで」欄のレギュラー執筆者である大学教授が来春開業する東京のJR山手線の新駅高輪ゲートウェイ駅のことを書いていた。この駅は品川駅の隣駅。品川は27年に開業するリニア新幹線の乗り入れ駅であり、東海道新幹線が停車し、羽田空港12分の距離。リニアができると名古屋へ40分、将来的には大阪67分で行ける。

 

それを見越してJR東日本は、この一帯を「グローバルゲートウェイ品川」として巨費を投じて開発を進める。高輪ゲートウェイを含む品川駅駅周辺のビジネス集積は名駅を軽く吹き飛ばす圧倒的規模になる。名古屋の将来を左右するだけに目が離せない。と。

 

この記事に並んだ「世談(よだん)」欄では同新聞の編集委員が、ある政治学者の熊本での地震の体験を通じての提言を紹介していた。大地震は日本の宿命。グローバルスタンダードの名の下に欧米と同じような開発、政策を進めてはいけない。五輪や万博ではなく、地域に財源を回すべきだと先生は訴える。と。

 

今、県知事選の真っ最中。連日新聞は両候補の政策を並列紹介している。片や、「大型事業をやっている場合じゃない。医療、福祉など誰もが普通の暮らしができること」一方では「経済をV字回復させ、雇用も大きく伸びた」と訴える。

 

新聞記事の両論も、県知事選のそれも煎じ詰めれば「コンクリートか人か」だろう。アピールポイントをかいつまんで言うと両極論のように思えるが、どちらも欠かすことができない要素だ。両論のバランスをとるのが政治だろう。