デジカメの功罪

mikawakinta632008-10-06

せっかくスタートしたグラウンドゴルフをドローゲームにしてしまった雨も、お昼前にはあがり夕方には青空に。


悠学カレッジの「デジカメ撮影術」がきょうから始まった。お馴染みの顔ぶれが多く、和気あいあいで受講。

デジカメを手にするまでは36枚撮りフィルムカメラでワンショット、ワンショットを丁寧に撮っていた。雑な撮り方はできなかった。4〜5年前に初めてデジカメを手にして当然撮り方が変わった。「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」式で同じ被写体を何枚も何枚も撮るようになった。


その時徒然草に出てくる話を思い出したものだった。
ある人が弓を射ることを習うときに、二本の矢を持って的に向かった。するとその先生が、「初心者は二本の矢をもってはいけない。(なぜならば)二本目の矢をあてにして、一本目を疎かにしてしまう(からだ)。だから毎回、当たり外れを考えることなく、この一矢で決めようと思いなさい。」と言った。 この話だ。 


デジカメは素人が簡単に写せるようにし、その上加工技術を進化させたという功績がある。しかし、素人が緊張感を持って真摯な態度で被写体に向かうことを忘れ雑に写すようになったという罪も犯している。
そんなことを意識しているから、きのうもきょうも<今日の一枚>がアップできないでいる。


  「デジカメは 何のエサかと 孫に問い」 こんな時期もあった。