季節の花めぐり 林の中に咲く花

4月2回目の緑化センター「季節の花めぐり」。木々が芽吹き新緑鮮やかな園内は、桜・ユキヤナギとフジの端境期とあって人影もまばら。ウグイスのさえずりがこだましている。そんな中での花めぐりはまさに至福のときだった。


レポート、きょうの分は「林の中に咲く花」。次回に「木々の芽吹き」。

 
     ギンリョウソウ                シャガ

◆ ギンリョウソウ

落ち葉がたまる薄暗くて湿っぽい林の中に生える。ほの白く光るロウ細工のように見えユウレイタケとも呼ばれる。
足場が悪く、近づいて接写ができないのが残念。

◆ シャガ

木陰ややや湿った所に群生する。花は一日しかもたない。美しい花ほどイノチ短い。


 
     ヒトリシズカ               ホウチャクソウ

◆ ヒトリシズカ

今月の初めに訪れた時はまだ蕾から少し顔を出していた程度だった。この花、林の中や木陰に生える。花が咲く姿が静御前が舞う姿に似ているところからのネーミング。

◆ ホウチャクソウ

林の中など日陰の場所に生える。お寺の堂の軒に下げた鈴を宝鐸(ほうちゃく)といい、花の姿がこれに似ているところからのネーミング。


 
     ムサシアブミの葉           ムサシアブミの花

◆ ムサシアブミ

サトイモ科 林の中に生える。左側写真の葉っぱの下に右側写真の花が咲く。あぶみ(鐙)とは馬具の一つで鞍の両側に垂らし足をかけるもの。このあぶみのうち武蔵の国で作られたタイプによく似ているからこのネーミング。