寒冬



きのうに引き続き青空が広がった。そして、きのうにも増して冷たい風。せっかちなサンデー毎日のおじさんが「春はまだか、まだか」ときのうの日記にカキコした後、夕方にふながや公園に行ったら紅梅も白梅も蕾がふくらみ「春近し」を告げていた。


現役時代、この時期になると春闘がはじまり1ヶ月以上にわたって労働組合との交渉。1年のうちで最も憂鬱な時期だった。そんなことから解放されると春が待ち遠しくなる気持ちも当然のことだろう。







かつて、「今年は暖冬異変で暖房器具の売れ行きが・・・」などと言われたことがあった。冬は寒いのが当たり前だが 一冬を通じて平均気温が平年以上であれば”暖冬”といわれても仕方あるまい。逆に、今年の冬のように異常な寒波続きで平均気温が平年を下回ったら”寒冬”というだろうか?冬は寒いのが当たり前ではないか。


”寒冬”と表現して使うとしたら気象用語としてだろう。一般用語としてはおかしな話だ。法律用語として使う用語と一般的に使う用語に違いがあるように。たとえば、”業務上過失致死”の”業務上”という用語のように。そんな屁理屈を並べ立てても春がやって来るでもなし。「早く、春よ来てくれ」