スベリヒユ


本来の猛暑に戻ったようだ。日の出前は爽やかだが、日が昇るにつれじりじりと暑くなった。きのうの日の出前のウォーキングでのこと。農道の道端でカミさんが「あっ、これだ。」と何の変哲もない草を見つけて叫んだ。名前は忘れたが、どこにでもある草で、おひたしやサラダの食材に使えると先日新聞に写真入りで出ていたそうだ。


我が家には年金での耐乏生活ができるように「四季の山菜 採り方と食べ方」(成美堂出版)の本がある。調べると何のことはない、畑で厄介者にしているあの草ではないか。光沢のある小さな葉をつけ地面をはうように茎を伸ばしている姿が、畑だけでなく道端や空き地で見られる。その名はスベリヒユというらしい。



炎天下で育つので夏からが食べごろ。若い茎や葉をゆでて食べる。ゆでてからよく水にさらす。独特のぬめりが酢によくあうので、酢味噌和えや甘酢浸しがおすすめらしい。カミさんはゆでて、水にさらしてから醤油とゴマ油和えにした。ぬめりに特色がある。オクラやモロヘイヤのような食感。取り立ててウマイとは思わないが耐乏生活者の食材としてはよかろう。




      ◆ ポーチュラカ
                                        夏枯れの花壇を簡単に彩るのに最適な花がポーチュラカだ。かねてより、畑の雑草で花壇のポーチュラカとよく似たものがあると思っていた。「四季の山菜・・・・」の本を見ていてその疑問が解けた。ポーチュラカスベリヒユの仲間でハナスベリヒユともいうそうだ。