汚い街には犯罪が多い


土曜の朝は最低気温が10度そこそこで、早朝ウォーキングにも手袋が欲しくなってきた。日の出の時刻に丘陵地の稜線上から田園地帯を見下ろすと、日陰となっていた稲刈りを待つばかりの黄色い田んぼが、太陽が昇るにつれて鮮やかな黄金色に変わって行く。その様は幻想的にさえ思える。


手袋が欲しくなるはずだ。土手に生えているクサギが見事に紅葉している。真夏には白い花が咲いていたのが、こんなにも美しく変身した。



日曜日にトヨタスポーツセンターで行われたオールトヨタビッグホリデイに顔を出した。三好丘の駅からシャトルバスで5分のところ。グランパスの練習場はもとより一山・二山にまたがる広大な敷地にあらゆるスポーツ施設が整っている場所。ここでオールトヨタの恒例のお祭りで色々なイベントがある。


広大な敷地内に何千人もの人が集まる。通路をはじめハンバーガーや焼きそばを売っている広場でもチリひとつ落ちてない。たいていのイベントで食べ物を売っている所の近くのゴミ箱はトレイや箸があふれている。ここでは、そんな光景はまったく見られなかった。さすが、トヨタのやることはと感心した。


土曜日、市役所で防犯ボランティア養成講座があり出席した。こんな話があった。愛知県は住宅侵入盗が5年連続全国ワースト1位。人口当たりの交通事故死者数も全国一。                                              


東京、新大阪、名古屋 それぞれの駅前のゴミの散乱状況が映像で映された。名古屋が一番汚い。街なかにゴミが散らかっているような都市は犯罪が多い。交通事故が多い。ルールを守らない人間に寛大だから。防犯活動のポイントはこんなところにある。


職域と地域では組織を統制して行くのに様々な条件が異なってくるという面がある。ボランティアで地域の防犯活動に携わる身には、自分たちが目指していることがトヨタスポーツセンターでは実現されている。こういうことが、どうしたら地域でも実現できるか考えさせられた。