ドライブスルー


終日の雨。周囲は深まりゆく春の風情だが、月形半平太じゃないが「春雨じゃ 濡れてまいろう」とセリフをはくにはちょっと肌寒い一日。つい一月ほど前までは枝だけがにょきにょきと這いまわっていた庭のキウイ棚。いつの間にか新緑の葉に覆われてしまった。二階から見下ろすとその新緑がまぶしいほどだ。(きのう撮影)


豊田に住んでいた時の隣家のお嬢さんが米国のグリーンカードを取得してフロリダに住んでいる。昨年里帰りした際我が家へも遊びに来た。その時彼女から聞いた話。米国・フロリダでは親が子供をひとりだけにすると罰せられる。乳飲み子を同乗させスタンドで給油し、事務所へガソリン代の支払いに行った。その間、子供はひとりだけになった。そういうシーンを見ていて通報するマニアみたいのがいるそうで、彼女は罰金を払う羽目になったそうだ。


米国では州によってフロリダのような法律があるようだ。そんなことから、車社会のかの国ではドライブスルーが発達したのだろう。わが国でもファストフード店でよくみかける。ところが、最近のドライブスルーブームにはちょっと首をかしげたくなる。先日新聞で見かけたふたつのドライブスルー。


ひとつは、ドライブスルー形式の眼鏡の販売店群馬県でオープン。サングラスなどの視力測定のいらない商品の購入が主な対象だとか。もうひとつは、長久手でつい先日オープンしたドライブスルーバンク。車の座席の高さに合わせて、窓口が上下するという。車に乗ったまま取引ができるドライブスルーは、全国の金融機関では初めてだそうだ。


日本で色々と開発されるドライブスルー、何だか人間をナマケ者にするために考え出されているに過ぎないのではないだろうか?考えが古いのかナァ。