12月


12月に入って、陽射しポカポカぬくもりの感じられる日が続く。それでも、12月という声を聞くだけでたとえサンデー毎日族といえども、その響きだけで何となく慌ただしい思いに急かされる。カレンダーも最後の一枚、年末までに片付けなければならない仕事、年末の大掃除の手順や予定が頭をかけめぐる。


先週末に撮った三好丘バス通りの紅葉真っ盛りのアメリカ楓の並木の写真も、3日前のことだけなのに12月の声を聞いたとたんに何だか場違いでアップされるのを嫌がっている。紅葉の写真もこれで今年の締めとしよう。



月に1,2度しか出かけない夜の名古屋。3年か4年前までは12月に入って名駅前に行くのが待ち遠しいほどだった。JRのツインタワーの電飾だ。最近、これがなくなった。ミッドランドの前のわずかばかりの電飾とタワーの窓に描かれたクリスマスツリーが目立つだけだ。

                                                 

このツリーの写真は撮りづらい。周囲の建物が立て込んでいる。あまりのも高すぎる。おまけに酔いで手が震える。アップするのも恥ずかしい。きょうは、どうせ不都合な写真のオンパレードだ。アップしてしまえ。




12月に入って大学3年生の就活シーズンが本格的に始まった。テレビに映し出されるリクルートスーツの景観は電線にとまるカラスの大群を彷彿とさせる。カラスの大群には防空識別圏を設定して追い払わなければならない。


そんなリクルートスーツの大群の識別方法に誰がしたのか、企業も問われなければなるまい。話題に上っては消える新卒一括方式、学歴不問を唱えながらも大学名で門前払い。サンデー毎日族には縁のない話だが一向に変わらない就活風景だ。